「ファクタリング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。海外ではよく使われる資金調達の仕組みです。日本ではまだまだ普及していませんが、経済産業省でも推奨しているように、今後徐々に普及していくと考えられます。

この記事では、ファクタリングの基本的な仕組みや特徴について専門用語を使わずにご説明しています。

ファクタリング
(画像=Getty Images)

ファクタリングとは

ファクタリングとは、企業で行われる資金調達の仕組みです。「手持ちのお金が少ない」「取引先からの振込が遅い」という中小企業でよく使われるサービスです。

例えば翌々月に支払われる予定の報酬をファクタリング会社から前もって受け取り、実際に取引先から報酬が振り込まれたらファクタリング会社にお金を入れるようなことが行われます。手数料が5〜30%と高めですが、すぐに高額なお金を手に入れられるため、便利なシステムです。一時的な資金不足を補うことに長けています。

日本ではあまり普及していない印象ですが、海外では資金調達の15%がファクタリングというほど普及しています。注意すべき点は、ファクタリングを規制する法律がないことです。キャッシングやクレジットカードはさまざまな規制がありますが、ファクタリングはまだまだ法律の整備が追いついていません。自分自身で「この企業は信頼できるか」確かめなければいけないのです。中には悪徳な業者も存在します。

ファクタリングには2社間と3社間がある

ファクタリングには、ファクタリング会社と自社だけでやりとりをする2社間と、取引先も介入する3社間の2種類があります。それぞれの特徴をご説明します。

2社間のファクタリング

2社間の場合は取引先が介入しませんので、比較的すぐに資金調達ができます。

メリットとしては、資金不足であることを取引先に知られずに資金調達できることが挙げられます。取引先に知られてしまうと「この会社、資金不足かな?大丈夫だろうか」と不安に思われることもありますので、知られずに資金調達したい場合は2社間ファクタリングを取り扱っているファクタリング会社を選ぶと良いです。

デメリットとしては手数料が高いことが挙げられます。2社間ファクタリングの場合、ファクタリング会社は取引先の資金力や信用力が分からないまま取引することになりますので、その分手数料が高くなります。

3社間のファクタリング

取引先も介入してやりとりをする仕組みです。

メリットとしては、信用力が高まるため手数料が安いことが挙げられます。かなり手数料の低い会社ですと、5%程度で利用できます。「とにかく手数料は安く抑えたい」という方は3社間のファクタリングがおすすめです。

デメリットとしては、取引先に資金不足がバレることが挙げられます。一時的に資金不足になっているだけとはいえ、「この会社、大丈夫かな」と心配に思われるのも仕方ないですよね。取引先に資金不足がバレたくない場合は、3社間のファクタリングは避けましょう。

借りる金額の目安

ファクタリングの上限は会社によって異なりますが、ビートレーディングという会社では3億円に設定されています。下限は30~50万円に設定されていることが多いです。高額な金額を売りにしているファクタリング会社もありますが、実際にファクタリングを利用している方は100〜200万円程度の少額にとどまっています。

ファクタリングの3つのメリット

資金調達に便利なファクタリングのメリットを3つご紹介します。

すぐに現金を入手できる

早ければ翌日には現金が振り込まれます。銀行の融資は審査が長引き数週間〜1ヶ月程度かかることもありますので、スピード感はファクタリングの魅力です。

取引先に知られずに資金調達できる

2社間ファクタリングを利用すると、取引先には資金不足がバレずに資金調達ができます。

借金とは異なるので返済義務がなく、保証人も必要なく、審査もゆるめ

ファクタリングは借金ではなく、「報酬をもらう権利の売買」です。そのため、もし取引先が倒産してファクタリング会社にお金が入らなかったとしても、こちらで支払いの責任を負う必要はありません。審査も銀行の融資のように厳しくないので、融資の条件などに自信のない方でも利用しやすいです。(提供: The Motley Fool Japan


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