不動産テックの勢いがますます加速しています。これからの不動産投資では、不動産テックへの理解は欠かせません。不動産テックの最新サービスを知り、不動産投資の新時代に備えておくことが大切です。不動産テックの意味やサービスについて解説します。

不動産業界に広がる不動産テック

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(写真=Andrey_Popov/Shutterstock.com)

不動産テックとは、「不動産×テクノロジー」の略です。ITをはじめとしたテクノロジーの観点から不動産に関わる業界の課題や従来の商習慣を見直そうという動きです。不動産テックには様々な分野があり、その領域は今後、ますます広がっていくと予想されます。

不動産業界は、世界的に見てもテクノロジーの浸透が遅い業界といわれていました。現状でも物件情報のやり取りにFAXを使用していたり、紙での契約書のやり取り、また、物件価格や修繕費なども適正価格がわかりにくく、情報の非対称性が課題となっています。
しかし、最近ではベンチャー企業などが積極的に進出し、テクノロジーを活用した新規ビジネスが次々と生まれています。不動産テックの動きは初めはアメリカで盛り上がり、徐々に日本を含めた世界各国に広がっています。

不動産テックは「Real Estate Tech(リアルエステートテック)」「Retech(リーテック)」と呼ばれることもあります。

不動産テックの最新サービスとは

不動産テックには、具体的にどのようなサービスがあるのでしょうか。不動産テックの代表的なサービスを4つ紹介します。

VR内見は、不動産テックの先駆けの1つです。撮影アプリで物件を撮影すれば、簡単にバーチャルリアリティを作成することができます。

VR内見があれば、実際に現地に足を運ばずとも内見をすることができます。空室リスク対策としてオーナーや不動産管理会社が活用したり、成約率アップのために不動産仲介会社が活用したりしています。

IoTも不動産テックにおいて無視できない分野です。IoTとは、Internet of Thingsの略でモノ同士をインターネットでつなぐことで、生活の利便性を向上させる技術の総称です。スマートフォンを用いて操作できるスマート家電や、スマートフォンで鍵の開閉ができるスマートロックが有名です。

スマートロックを導入すれば、入居者の利便性向上はもちろんのこと、不動産管理会社にとっても鍵の紛失リスクがないというメリットがあります。また、開閉、揺れを検地するとスマートフォンに通知される、窓に取り付けるセンサーのウィンドウセキュリティは、防犯性を向上し犯罪の抑止効果を生みます。

AIによる不動産の価格査定もホットな分野です。国土交通省が公表する公示価格や周辺の取引履歴といったビッグデータをもとに、AIが不動産価格を査定してくれます。インターネット上で匿名で登録するだけで、瞬時に査定額がわかるのがAIによる価格査定の魅力です。

株式会社コスモスイニシアが提供するVALUE AIやオリックス銀行が提供するキャッシュフローシミュレーターが有名です。売却時の価格査定以外に、不動産投資によるキャッシュフローを作成したり、賃料の変動を予想してくすることができます。

スペースシェアリングなどのマッチングサービスも不動産テックに含まれます。たとえば、ハウスドゥが運営するタイムルームクラウドというサービスでは、入居者募集中の物件を登録し、貸し会議室やイベントスペースとして時間貸しすることができます。

シェアリングビジネスによって、オーナーや不動産管理会社は空室リスクを低減することができます。また、都市部などアクセスのいい場所であれば、シェアリングのほうが利益をあげられる場合も少なくありません。

不動産テック時代に不動産投資で成功するために

不動産テックの代表的なサービスを紹介しました。他にも不動産テックには様々な分野があります。テクノロジーの進歩によって、今後ますます不動産テックの分野は広がっていくと予想されます。

これからの時代は、不動産投資で安定した利益をあげるために情報収集は欠かせません。時代の波に乗り遅れると、賃料を下げなければいけなかったり、入居率が維持できなくなったりするリスクがあります。

常に情報感度を高く保ち、最新情報を仕入れるとともに、信頼できる不動産会社のパートナーを見つけることが大切です。一人で得られる情報には限界があります。信頼できるパートナーを見つけ、二人三脚で歩むことで、不動産投資を成功に導くことができます。

不動産会社の担当者の情報提供の質や熱心さから、パートナーとして信頼できるかどうか、よく見極めることが大切です。良いパートナーに出会えれば、変化のスピードが速い時代でも、安定経営を続けながら切り抜けることができるでしょう。(提供:オーナーズ倶楽部