「タイム・イズ・マネー」。経済の最前線に身を置くビジネスマンにとっては、いかに時間を有効に使い、仕事の成果に結びつけるかが勝負になります。できるビジネスマンは良い経済習慣を身に着け、常に有益な情報に目を光らせています。
テレビ・新聞・スマートフォン・パソコンを自在に使い分け、経済に関するビジネス教養を身に着ける効率的な方法をご紹介します。
独身時代に習慣を身に着ける

あなたが独身なら、良い経済習慣を身に着けるチャンスです。なぜ独身時代なのか。それは自分のペースで生活習慣をコントロールできるからです。結婚して家庭を持ち、子どもが生まれれば、自分のことだけに時間を取ることはできなくなるでしょう。
独身時代、それもできれば30代前半ぐらいまでに経済や金融などのビジネス教養を習得するのが理想です。人間は良くも悪くも環境に順応しやすく、ある程度年齢を重ねるとそれまでの経験から、自分の限界を知ってしまうからです。
まだ柔軟に対応できる「若手」のうちに、しっかりとした経済習慣を身に着ければ、仕事にも前向きになり、周囲からの信頼や評価が高まることで自信にもつながります。
では、経済習慣を身に着ける具体的な方法を見てみましょう。
テレビ、新聞それぞれの活用方法
朝食を食べながらニュースを確認するならテレビのほうが効率的です。新聞の場合は朝届いたといっても、数時間前に印刷されたものであり、読んでいる時点では情報が変わっているケースもあります。その点、テレビのニュースはリアルタイムの報道ですので、最新の状況を知ることができます。テレビであれば画面に時刻も表示されるので、時間の確認もでき一石二鳥といえます。多忙な朝の時間に目だけでなく耳でも情報収集できる点で、テレビは有用なツールです。
新聞はむしろ昼食時のほうがじっくり読めるかもしれません。そのためにはファストフード店を利用するのがおすすめです。普通の店では混雑時に待ち客がいるのに新聞を読み続けるのは気が引け、つい早く退店してしまいます。ハンバーガーやカフェなどのファストフード店であれば、席が小分けされているうえ、店員もほとんど回ってこないため、時間までゆっくり読むことができ、休憩時間を無駄にしません。
スマホ、パソコンそれぞれの活用方法
かつては電車の中で新聞を読むのが当たり前でしたが、スマホ全盛のいま、満員電車で新聞を広げている人はあまり見かけなくなりました。スマホでニュースも読めますが、すでに朝食時にテレビで確認していますので、出勤時の電車内では多くの人がやっているように、メールの確認が良いでしょう。
帰宅したら夕食後に1日の振り返りを行いますが、ここはパソコンの出番です。メールのチェックや、株価、円相場などの経済指標を確認しましょう。上下にスクロールするスマホと違い、パソコンは一つの画面に重要なニュースや話題が一覧で表示されていますので、複数のニュースをネットで確認するならパソコンのほうが効率的といえます。
経済習慣を資産運用に活かそう
さて、大事なのは身に着けた経済習慣をいかにビジネスや資産運用などに活かすかです。
たとえば、30代から積極的に資産運用をはじめたいと考えている方であれば、上記の4つの媒体で得たさまざまな情報をもとに、自分に最適な運用商品を見つけることができれば理想的といえます。
そのための方法としては、帰宅時の電車内でスマホを見る際に、「GAFA」「SDGs」「NISA」「iDeCo」「REIT」などの経済用語や運用商品を検索して読むようにすると、選択のヒントになることもあるはずです。独身時代から資産運用を始めれば、結婚したあと、マイホームの購入資金に転用することもできます。
以上見てきたことは多くのビジネスマンが行っている一般的な方法であり、特別なことではありません。慣れるまでは大変かもしれませんが、独身時代に始めれば、家庭を持っても習慣が崩れることはないでしょう。
良い経済習慣を身に着けることは、あなたの仕事に、そして人生にもきっとプラスになるはずです。(提供:ANA Financial Journal)
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