「国立国会図書館」は国会議員が利用する図書館だと思い違いをしている人もいるかもしれませんが、原則18歳以上であれば誰でも利用できます。書籍から雑誌、CD、DVDまで幅広く収蔵されている館内は「知識の森」と言えるほど広大なので、手続きも含め効率よく回れるよう事前に準備しておきましょう。

蔵書数日本一の巨大図書館

国内最大収蔵,国立国会図書館,歩き方
(写真=PIXTA)

国立国会図書館は蔵書数日本一を誇る国立の図書館です。蔵書数日本一の理由は、国立国会図書館法により、日本で出版された書籍や雑誌、CD、DVD、地図などは原則として国立国会図書館に納入する決まりにとなっているからです。

国立国会図書館の基本情報

・所在地:東京都千代田区永田町1-10-1
・最寄り駅:東京メトロ「永田町駅」「国会議事堂前駅」
・休館日:日曜日、国民の祝日・休日、年末年始、第3水曜日
・開館時間:午前9時30分~午後7時(土曜日は午後5時まで)。
 利用者登録は開館30分前~閉館30分前まで、資料請求は閉館の1時間前まで。

国立国会図書館は上記の本館のほか、「関西館」(京都府)と「国際子ども図書館」(東京・上野)があります。

国立国会図書館の利用について

登録者利用カードを作らないと入れない

国立国会図書館は「本館(図書)」と「新館(雑誌)」があり、連絡通路でつながっています。初めて入館する場合は新館入口から入場し、利用者登録カウンターで手続きを行います。登録後は発行された「登録者利用カード」を入館ゲートに触れると入館できます。

持ち込み禁止のものがあるので注意

入館したらまず、館内に持ち込み禁止のものはコインロッカーに預けます。100円かかりますが使用後に返却されます。貴重品のほかにも筆記用具やノートなどは備え付けのビニール袋に入れて持ち歩きます。

〈持ち込みができないもの〉

  • B5判以上の不透明な袋物(かばん・紙袋・封筒等)
  • コピー機・カメラ・ビデオ録画機・スキャナー等
  • 刃物等危険物(カッター、かみそりの刃を含みます。)
  • 傘(折り畳み傘も含みます。)
  • 動植物
  • その他、資料の保全、館内の安全、良好な利用環境の維持等のため国立国会図書館が持込みを不適当と判断したもの。

※個人のパソコンは持ち込めますが、取手付きのパソコンケースは持ち込めません。持込み可能なパソコンケースも、退館時には中身を確認させていただきますので、ご了承ください。館内で使用可能なパソコンケースの貸出も行っています。(国立国会図書館ホームページより抜粋)

検索しないとなにも始まらない

本はほとんど書庫に収納されているため、普通の図書館のように本の背表紙を見ながら館内を回ることはできません。そのため館内にあるパソコンの「国会図書館オンライン」で検索します。各自の端末でもアクセスできますので、来館前に調べておくと時短につながるでしょう。

館内にあればデータが表示されますので、希望する書名を選択して画面上の「カート」に入れ申し込みを確定します。一度に請求できる点数は書籍3点、雑誌10点までです。

申し込みや到着確認はパソコンやスマホで調べることができます。到着の連絡があったら、カウンターに本を取りに行きます。本が用意されるまでおおむね30分前後かかるので、効率よく請求することが大事です。

貸し出しはできないが遠隔複写サービスあり

お目当ての本をカウンターで受け取ったら閲覧室で読みます。普通の図書館と違い本の貸し出しはしていませんので、保存したいページがあったら複写(コピー)サービスを利用しましょう。自分でコピーを取ることはできないため、複写カウンターで申し込む必要があります。(遠隔複写サービスもあり、来館せずに郵送でコピーを受け取ることもできます)

借りた本はカウンターに返却し、ロッカーから荷物を取り出して退館します。

基本的な使い方がわかる利用ガイダンスも

国立国会図書館では基本的な使い方を知ってもらうためのガイダンスを無料で行っています。毎月第2、第4木曜日の午前10時30分から始まり、ガイダンスの時間は40分、70分(新館書庫見学)です。

さらに施設や機能がわかる参観(見学)も用意されており、満18歳以上であれば参観(一般向け)、高校生や中学生ならば見学となり、それぞれ15名程度の定員で1時間~1時間40分のガイドツアーを行っています。

もっと国立国会図書館を知りたいという方は、参加を検討してみましょう。

国会図書館が進める壮大なネットワーク化

所蔵する本は毎年増え続けています。国立国会図書館も拡張を続け、今では「関西館」や児童書専門の「国際子ども図書館」も建設され、各館をネットワーク化してどこに所蔵されている本でも閲覧できるように改革が進められています。

国内最大の国立国会図書館を一度は訪れたい

読書好きの方や、近くの図書館にはない貴重な図書・資料などを閲覧したい場合には「国立国会図書館」をぜひ一度利用してみるとよいでしょう。(提供:ANA Financial Journal

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