スポーツクライミング人口はどんどん増えており、ジムの数は全国で500ヵ所を上回ると言われています。スポーツクライミングがオリンピックの正式種目になったことで注目度がアップした影響ともいえるかもしれません。スポーツクライミングを40代から始めるためにはどうしたらいいのでしょうか。
スポーツクライミングとボルダリングどっちが正しい?

スポーツクライミングは、人工で作られた壁に設置したホールドに手や足をかけて登っていく競技です。腕力だけでなく、バランス感覚やコースプランニングも重要という奥深い魅力があります。
スポーツクライミングの中でもボルダリングは、登る壁の高さが低いことからロープによる安全確保がないため初心者でもチャレンジしやすいのです。大きな施設も必要ないので人気があります。
スポーツクライミングの元になったのはフリークライミングで、その起源は諸説ありますが、1920~1940年以降にアメリカのコロラドやヨセミテで発祥したのではないかと言われています。
日本では1989年に大阪に登場したインドアクライミングジムが第一号とされています。
スポーツクライミングの3種競技
・ボルダリング:制限時間4分間に高さ4メートル程度の壁を何回登ったのかを競う
・リードクライミング:制限時間6分間に高さ15メートル以上の壁を登った高さを競う
・スピードクライミング:高さ15メートルの2つの壁を2人で同時に登りタイムを競う
スポーツクライミングを始めるには
スポーツクライミング選手の体型は、筋肉隆々というよりは細身の筋肉質である場合が多いようです。競技というと構えてしまいますが、プレイヤーの力量によりコースが選べるので、幅広い世代の男女にとってチャレンジしやすく、40代からでも手軽に始めやすいスポーツといえるでしょう。
同じ壁でも難易度によって8~1級(8級=初級)のコースが設けられています。80~100個のホールドがあり、そのホールドの位置によって難易度が変わってきます。
はじめての方にとっては、スポーツクライミングジムは敷居が高いと感じるかもしれません。入会前にお試し体験があるところもあり、「とりあえず1回体験してみよう」と気楽な気持ちでやってみるのもいいでしょう。
クライミングシューズやチョークなど必要なアイテムはレンタルできるジムがほとんどですので、安心して出かけてみましょう。
スポーツクライミングをするときのファッションに決まりはありませんが、ランニングのときのようなTシャツ+短パン+スパッツまたはスポーツ用レギンスなどの組み合わせがいいでしょう。トレーニングウエアがホールドに引っかからないように、身体にピッタリとしたタイトなものを着用しましょう。
続けられそうだと感じたらクライミングシューズを購入
お試し体験をしてみてボルダリングが続けられそうだと感じたら、専用のクライミングシューズを用意しましょう。クライミングでは足の指を柔軟に使ってホールドしやすいように、靴底がやわらかい特別なシューズを使います。またジャストフィットの靴を選ぶ必要があるので、初めて購入する場合はネット通販ではなく専門店で実際に履いてみて購入したほうが失敗は少ないでしょう。
最近ではクライミングシューズを取り扱うアウトドアショップも増えていますし、ボルダリング人気とともにスポーツクライミング専門店も登場してきています。
クライミングシューズは登りやすさだけでなく、安全性にも直結するアイテムのため、店舗スタッフに相談しながら慎重に選びましょう。
自分にあったクライミングジムの選び方
首都圏や大都市圏なら、会社や自宅の近くにボルダリングジムがあるケースも多いでしょう。フィットネスジムと同様に通勤途中や利用沿線にあって通いやすいこともポイントです。
複数の候補がある場合は、実際に足を運び体験してみて、施設や利用者の雰囲気、ロッカーの使い勝手などを含め相性のよいジムを選択するのがよいでしょう。(提供:ANA Financial Journal)
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