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成年後見人(以下、後見人)とは、認知症などにより判断能力が低下している人をサポートする人で、成年後見制度に権限や役割などが規定されています。後見人にサポートされる人を成年被後見人(以下、被後見人)といいます。

被後見人は、単独で法律行為ができないため(民法9条)、相続人が被後見人になっている場合には、後見人が代わって相続手続きを行うことになります。後見人は、被後見人の財産を管理し、かつ、その財産に関する法律行為について被後見人を代表します(民法859条)。このため、法律行為である相続の承認もしくは放棄または遺産の分割を行う行為は、後見人が行うことになるのです。

後見人が被後見人の代わりに相続預金の払戻しを申し出た場合、相続人である被後見人の後見開始の事実を確認します。具体的には、成年後見登記にかかる「登記事項証明書」の提示を受け「成年被後見人」「成年後見人」の欄の記載内容で確認します。

相続届等相続関係書類には、後見人に「被後見人●●●●(氏名)後見人■■■■(氏名)」と自書してもらい、後見人の実印を押印してもらいます。合わせて後見人の印鑑登録証明書を提出してもらうこととなります。戸籍や遺産分割協議書などの必要書類を取り受けて、相続人の範囲や遺産分割方法などを把握し手続きを行います。

後見監督人がいる場合 後見監督人の同意が必要