ファイナンシャル・アドバイザー
(画像=PIXTA)

❸ 前川貢さんの場合

1.“腹落ち”していたはずのお客さまが不安になったら…

投資でお客さまが不安になるのは至極当然だ。投資したタイミングがたまたま割安なときで順調に値上がりしていたとしても、「今、売ってしまったほうがよいのか」「追加投資をしたほうがよいのか」と悩んでしまう。

後で振り返ってみると投資したタイミングが割高のときだった場合、いきなり値を下げて大きな含み損を抱えたりすれば、「何であんな高いときに投資したのか」と自分を責め、「このときをチャンスと考えて追加投資をしたほうがよいのか」「損切りをしたほうがよいのか」と悩んだりする。

「安くなったから」と複数回、追加投資をしたにもかかわらず、それよりも安い環境が続き、気が滅入ってしまうこともある。

こうしたことが起きるのは、投資対象には上下の値動きがあり、底値で投資できた稀なケースを除き、投資を行う以上は損を抱える時期を回避することが困難だからだ。

加えて、事前に知識・情報を収集して理解したつもりで投資を始めても、リスクは経験してみないと実感できない。ましてや、理解が十分でない状況から取り組んだお客さまが今後を不安に思うのは当然だろう。

お客さまが不安にならないようにサポートするポイントは、次の3点を、機会があるたびに繰り返し確認することだ。