ファイナンシャル・アドバイザー
(画像=PIXTA)

小池正一郎さんの場合

① マーケットを俯瞰するうえでのチェックポイント

「相場は動くもの、そして人間心理の集合体である」。これが私の原点である。

マーケットを取り巻く環境は大きく変化している。特にIT、情報技術の革新によって、昔は予想もできないスピード、量で情報は拡散し、人間でなくAIが相場を操る時代になってきた。しかし、まったく変わらないものもある。それは「高いところにお金は流れる」ことと、「人間の欲求」である。

「一番重要なことは米国の動向」

トランプ大統領の出現によって、米国の地盤が低下しているとの見方はあるが、されど米国である。国内総生産(GDP)の金額は、世界の24・2%(IMF調べ、2019/4)、うち69%が個人消費支出(米国商務省調べ、2019/4)であることから、世界GDPの16・5%は米国の個人の消費動向にかかっている。

世界の中央銀行の通貨別外貨準備高では、徐々に低下しているとはいえ、61・7%のシェアである(IMF調べ、2018/12)。それほど米国の経済動向は、世界の金融相場に大きな影響を及ぼしている。

「地球儀の北極に立って世界を眺めよう」