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(画像=yuttana Contributor Studio/Shutterstock.com)

ミドルリスク先への対応や短期継続融資が求められているからといって、地域のあらゆる中小・零細企業に融資を行えば、金融機関も大きなリスクを背負うことになる。強み・将来性のある企業をしっかりと見極め、支援の対象先としていくことが必要だ。

ここでは製造業など7つの主要業種を挙げて、どんな取組みを行っていれば将来性があるのか・支援すべきミドルリスク先となるのかを解説。また短期継続融資の提案につながる「お金の流れ」についても紹介していく。

①製造業
提案営業につながる研究開発やITに力を入れているか確認

多くの部品を組み合わせて1つの製品を作るとする。一般的には、製品全体の設計をした大企業が、多くの中小製造業に各部品を発注し、納品された各部品を組み合わせて製品を完成させる。つまり大企業の要請を受け、モノを生産する中小製造業は数多く存在する。

しかし、昨今は市場からのコスト削減要求が厳しいうえ、大企業では人件費などを抑えるために海外へ生産拠点を移すケースが増えており、大企業の下請けをしてきた国内の中小製造業には厳しい状況である。

そうした中でも、将来性がある中小製造業の方向性の1つに「提案への転換」がある。自社の独自技術を「提案」して、他の下請中小製造業との差別化を図り、自社への受注を増やすといった方向性だ。

研究開発や営業活動に取り組んでいる場合、「提案への転換」が可能であり、将来性があると推測できる。もちろん、研究開発や営業活動に取り組むためには従業員や設備の確保も必要となる。以下に挙げるような取組みを行っているミドルリスク先は支援すべきといえる。

独自技術を「提案」し差別化を図っているか