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(画像=Thaiview/Shutterstock.com)

④卸売業
蓄積情報や商品管理技術を活用して取引先を支援していれば将来性が高い

生産者と小売業とをつなぐ卸売業の課題の1つに、生産者と小売業との直接取引(中抜き)対策がある。生産者と小売業は中抜きで得た利益を分けることで、従来よりも生産者は高価格で販売し、小売業は低価格で購入できる。

このような中、卸売業は、商品の輸送・保管といった強みを活かし取引先を支援し、中抜き対策に取り組んでいると、将来性が高いといえる。

①小売業への支援

小売業への支援として、生産者情報やマーケティング情報を組み込んだ販売促進の提案や活動で、インストアシェア(小売業店内商品のうち自社仕入商品が占める割合)を増やすといった支援がある。

例えば、新製品情報や市場動向を踏まえ、どの商品を棚のどの位置に何列並べるかといった棚割や、POP(商品の近くに付ける広告物)、実演販売、サンプル配布などによる販売促進の提案が考えられる。

他にも、小売業と共同で提案した棚割どおりの陳列や販売促進の実施、小売業店内の商品補充、小売業の在庫を減らす多頻度小口納品や検品コストを減らす時間指定納品、宅配サービスを行う小売業には宅配代行といった作業支援が考えられる。販売促進の提案や小売業と共同で作業をするなどの支援をしている卸売業は、支援すべき有望な先といえる。

小売業支援で得た情報を生産者への支援に活かす