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(画像=michaeljung/Shutterstock.com)

Q3 ミドルリスク先に対してはどのような支援が求められるの?

A ミドルリスク先には、成長資金(ニューマネー)が長期間にわたって融資されない、いわゆる「日本型金融排除」を受けている企業が相当数ある。こうした企業では、経営者個人が企業に融資して資金繰りをつける、老朽化した設備を続けて使う、販路開拓や商品開発の費用を捻出できず現状維持を強いられる──といった状況に陥っているケースが多い。

財務数値に基づく信用格付や債務者区分で簡単に支援するか否かを決めてはならない。融資の原点に戻って早期に繰り返し訪問し、企業の事業内容(ビジネスモデル、商流)、キャッシュフロー、強みや弱み・ビジネス環境など(SWOT)、経営者の資質や経営手腕、個人保有の純資産といった「実態」情報を幅広く収集しよう。

そのうえで企業の将来性や事業の継続性、課題を見極め、場合によっては地域経済への影響も考慮しながら、経営支援や成長資金の融資など必要な取組みを前向きに検討することが大切だ(Q4参照)。

運転資金への融資の状況をまず見極める