モトリーフール・シンガポール支局、2019年5月31日投稿記事より

REIT(不動産投資信託)は配当株投資家に人気があります。REITの不動産賃貸から得られた収入は、株の配当と同じように分配金という形で投資家に支払われます。REITとして上場するには、REITの運用会社は課税対象利益の90%以上を投資家に分配する必要があります。

REITを判断するために使用できる2つの測定基準を見てみましょう。

指標
(画像=Getty Images)

PBR(株価純資産倍率)

REITが割安か割高かを判断する指標としてPBRがあります。現在のREIT価格が簿価(または純資産価額)の何倍まで買われているかを示し、数値が低いほど割安と見なされます。理解を深めるために簡単な例を確認しましょう。

REITの1口当たりの簿価が1ドルだった場合、理論的には資産すべてを売却すれば投資家は1ドルを取り戻せます。そして投資家が1ドル以下でREITを購入することができれば、得をしたことを意味します。なぜなら、資産の価値よりも低い金額を支払っているためです。

たとえば、1口当たりの価格が0.90ドル、簿価が1ドルのREITはPBRが0.9になります。言い換えれば、投資家は0.90ドルで1ドル相当の資産を得ています。

しかし、反対の場合もあり、投資家が簿価を超える額を支払った場合、資産に対して過払いしている可能性があります。

分配金利回り

もう1つの測定基準は分配金利回り(株の配当利回りに相当)です。REITは課税対象利益の90%以上が投資家に分配されるので、分配金利回りは良いバリュエーション指標となるでしょう。REITの資産が年々安定した収入を生み出すと仮定すると、利回りに影響を与える唯一の要因は市場におけるREIT価格です。

例えば、REITが年間5セントの一貫した分配金を支払い、1口当たりの価格が1ドルであった場合、投資家は5%の分配金利回りを得ていることを意味します。そして価格が0.90ドルに下がった場合、利回りは5.6%に上昇します。

投資家は過去5年から10年にわたるデータを見ることで、REITの分配金支払いの一貫性を確認できます。過去の分配金利回りを現在の利回りと比較することで、投資家はREITが過大評価されているか過小評価されているかを判断できるでしょう。

投資家は上記の2つの指標を使い、REITが魅力的かどうかを迅速に評価することができます。これらの2つの指標が魅力的である場合は、さらに深く掘り下げて調べると良いでしょう。(提供: The Motley Fool Japan

(なお、米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)
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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。