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(画像=Freedomz/Shutterstock.com)

Q3 短期継続融資の対象となるのはどんな企業?提案先はどのように見つければいいの?

A 短期継続融資はどういった取引先に提案していけばよいかを考えてみたい。ここでは一律的な基準、すなわち債務者区分には捉われず、もう少し広く対象先を考えていくことにする。

まず1つには、長期証書貸付で運転資金を融資している先の中で、資金繰りにゆとりの少ない先である。資金繰りの実情はきちんとヒアリングをしてみないと正確には把握できないが、当たりをつけてみる意味では、「前期比で売上が減少している先」「売上原価や販売管理費が増加している先」をピックアップしてみるとよいだろう。そして、具体的な資金繰り改善策として、約定返済つきの長期証書貸付を短期継続融資に切り替えることを検討する。

また、この相談過程で、他行庫からの借入状況についてもヒアリングしてみよう。Q1で見たように、金融検査マニュアルへの対応として、過去に短期与信を長期証書貸付に切り替えることが多くの金融機関で行われてきた。したがって、他行庫から長期証書貸付で運転資金を借り入れているケースが少なくないと思われる。それも含めて、自行庫でまとめて組み替えていくことも検討してみたい。

新規事業などに伴う資金繰りの支援にも有効