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(画像=Natee K Jindakum/Shutterstock.com)

③ 複数の借入れがあり返済後に手元に資金が残らないC社
キャッシュフローを確認しつつ融資形態を見直し返済額軽減

融資実行前に資金使途や返済原資、返済方法などを十分に審査しても、必ず順調に返済が進むとは限らない。業績不振の場合もあるが、資金使途に合致しない融資形態が要因となるケースも多い。

自社のキャッシュフローを超えた約定返済が発生し、手持ち資金が減少する度に融資を受け、徐々に借入本数が増加。返済後にはキャッシュが残らない――という企業は少なくない。

例えば、図表4の企業は、各期末に3000万円の借入金残高を維持するように融資を受けている。すべて証書貸付で期間は5年に設定、そして1年間返済した分について折返し融資を受けている。

近代セールス
(画像=近代セールス)

借入金残高は同額でも、借入本数が増えるにつれ、年間返済額は増えていく。借換えによる融資であれば、年間返済額は600万円のままである。こうした企業には、融資形態の見直しが急務となる。

流動資産によく含まれる不良資産の確認が重要