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(画像=Sichon/Shutterstock.com)

住宅ローンは購入物件のタイプによって手続きが異なります。本連載では、物件別に手続きの方法や留意点を解説します。

完成済みの新築マンションを購入する場合の住宅ローン手続きの流れは、完成済みの新築一戸建てとあまり変わりません。

しかし、受け付ける書類が大きく異なるため、お客様への説明やローン手続きに注意する必要があります。そこで、今回は完成済みの新築マンションの審査にあたって必要となる主な書類の見方について解説します。

主な書類は、売買契約書、重要事項説明書、パンフレット・チラシ・販売図面・物件概要書・間取図・設計図書、全部事項証明書(建物)です。

㋐売買契約書

マンションの所在地や敷地面積等がパンフレット等の記載情報と相違がないか確認します。

㋑重要事項説明書

マンションの権利関係の確認を行います。

具体的には、敷地に所有権があるか、借地権がある場合は地代の支払いや解体積立金はどうなっているのか、専有部分と共有部分の範囲、専用使用権(ルーフバルコニーや専用庭、トランクルーム、駐車場など)の範囲などを確認します。

また、専有部分におけるペットの飼育の可否、事務所としての使用の可否、リフォームの制限の他、購入者の希望どおりの使用ができるのかなどの確認も行いましょう。

計画修繕積立金・マンション管理費の金額を確認します。これらはローン返済額とは別に支払わなければならないものなので、ローン返済の確実性を見るうえで重要です。

合わせて、マンション引渡し後に見つかった建物の施工ミス、欠陥があった場合の瑕疵担保責任はどうなっているのかを見ます。マンション管理について自主管理か委託管理か、委託管理の場合は委託会社と管理内容を確認します。

このような確認は、担保物件の評価のうえでも重要ですが、ローンの借入者(購入者)にとっても、今後のマンションの居住に関する重要事項になります。何かあれば、お客様に伝えることも顧客保護上大事なことです。

なお、戸数が多い大規模マンションやタワーマンションでは、重要事項説明会といった形で購入者(契約者)を集めて重要事項の説明が行われるケースは多いのですが、ローン手続き等に重要事項説明書の見方をお客様に教えてあげると、より信頼が得られるでしょう。

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