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バンクビジネス
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今回のサンプルは、D社の3ヵ年の損益計算書です。当期は前期と比較して、売上高から営業利益まで増加しているにもかかわらず、経常利益は減っています。よく見ると、営業外費用が前期に比べ増加しています。これが経常利益の減少の原因であると考えられます。このことがどんな意味を持つか読み解いていき、事業において何が起こっているのか考えてみましょう。

営業外収益と営業外費用の「営業外」とは、企業の本業以外の活動で経常的に発生するものを示します。営業外収益は、受取配当金や受取利息、為替差益、持分法による投資利益、雑収入などがあり、営業外費用は、支払利息や社債利息、為替差損、雑損失などがあります(図表1)。

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D社は、外国との取引はなく、子会社など関連会社はありません。営業外費用の増加は、支払利息の増加によるもので、前期の400万円から当期600万円となり、200万円増加しています。

当期の売上高が6億円ですから、200万円の支払利息増加は小さいと思われるかもしれません。ただし、200万円の支払利息の増加は、年率4%とした場合に借入金が5000万円増えたことになります。利息負担も借入金も増えているわけですから、留意すべき事態です。

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