「投資とは何か」と考えたとき、シンプルに“お金を増やすこと”と捉えている人も多いのではないでしょうか。確かに投資は、投資の原資である資産の拡大をひとつの目的としています。どのような条件であっても資産が増えればいい、というわけではありません。あくまでも、リスクを加味しながらリターンを得ていくということが前提となります。

リスクを加味するとはつまり、「想定されるリスクとリターンのバランスは最適か」を検討するということです。リスクを無視してリターンだけを追求すると、資産が増える局面では大きな利益を得られますが、反対に資産が減る局面では大きな損失を被ることになりかねません。投資資産の安定性という観点から言えば、リスクを無視することは無謀なのです。

ギャンブル性が強いFXや仮想通貨

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(写真=Morrowind/Shutterstock.com)

例えば、FXや仮想通貨(※)に投資することを考えてみましょう。いずれの場合も、元本が増えるのか減るのかについては、得られる情報としても未知数な部分が大半です。一見、「上がるか下がるか」というシンプルな仕組みに見えるそれぞれの投資手法ですが、それらを左右する要素は無数にあり、またその要素というのは非常に見えにくい部分も多いのです。

特に仮想通貨のような新しい投資先は、一時的に大きく盛り上がることがある反面、一気に急降下する場合もあります。例えば代表的な仮想通貨であるビットコインも、2017年後半から2018年初頭にかけて日本円で1ビットコインあたり200万円を突破したかと思えば、わずか数ヶ月で100万円を下回るなど、激しい値動きを記録しています。

※2019年5月31日の参議院本会議において、「仮想通貨」という名称を「暗号資産(Crypto-asset)」に統一することが決まりました(改正資金決済法)。これは日本においても、G20などの国際会議に合わせた呼称を用いるためとされていますが、本稿では、一般的に広く使われている仮想通貨という言葉を使用しています。

投資における“リスク”を理解しよう

中長期的な資産形成を考えるとき、重要なのはリスクをどう認識するかということです。具体的には、その投資対象がどのようなリスクを有しているのかをきちんと把握し、そのうえで比較検討することがより良い投資には不可欠であると言えるでしょう。例えば、ギャンブル性が強いFXや仮想通貨と、不動産投資のリスクについて比較してみましょう。

FXや仮想通貨にともなう価格リスク

FXや仮想通貨にともなうリスクとして、最も大きいのは、資産が急激に増加したり、減少したりするということです。投資額にもよりますが、場合によってはわずかな期間で投資資金が倍増することもあれば、半減してしまうこともあります。FXや仮想通貨というのは、それだけ値動きが激しく、ギャンブル的な要素が強いということを認識しておく必要があるでしょう。

不動産投資にともなう価格リスク

一方で、不動産投資のリスクについてはどうでしょうか。不動産投資の場合、投資対象の不動産価値が短期間で倍増したり、あるいは半減したりすることはありません。もちろん、時間をかけて変化することはあるものの、その変化はあくまでも緩やかであり、一定水準を軸にして動きます。その点、価格の変化に対応しやすいのが特徴と言えるでしょう。

リスクに対してどのように対応できるか?

価格変動が激しいFXや仮想通貨は、常に集中して値動きをチェックしている必要があります。わずかな時間であっても、資産が大きく減少することがあるのであれば、気を抜くことはできません。他方、不動産投資のように緩やかな価値変化が起こる投資対象は、リスクに対して柔軟に対応可能となります。想定される変化を見越し、戦略的に行動できるのです。

リスクとリターンをコントロールしよう

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(写真=OWN23/Shutterstock.com)

このように、リスクという視点で投資対象を比較してみると、正しい資産形成の方向性が見えていきます。FXや仮想通貨のようなギャンブル性が強い投資対象は、対処できるリスクが限られ、ある程度は運に頼らざるを得ません。その点、不動産投資は安定した投資手法で資産形成していくことができ、精神衛生的にも望ましい投資法と言えそうです。(提供:Braight Lab

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