前回は投資信託の値段である基準価額と、その変動が運用による損益に関係することを説明しました。今回は、損益を判断する際に重要なポイントとなる「収益分配金」について見ていきましょう。

収益分配金の種類を説明しよう
(画像=PIXTA)

収益分配金とは、株式でいえば配当のようなものです。投資信託は、年に1回~複数回、または毎月決算(毎月決算型と呼ぶ)をします。その決算が行われる際に、投資家であるお客様に支払われる金銭のことをいいます。

収益分配金の金額(分配額)は、その時々の決算時の運用成果に鑑み、投資信託の運用会社があらかじめ定めている収益分配方針に従い決定されます。過去の分配額は参考になりますが、必ずその金額が分配されるという保証はないので、気を付けましょう。

収益分配金はファンドの資産から支払われますので、支払われたらその分基準価額は下がります。これは「分配落ち後の基準価額」です。収益分配金が出た分、基準価額が下がると純資産も減りますから、運用効率は下がります。長期的な資産形成では、収益分配金の支払われる頻度が少ない年1回決算などの投資信託を選び、収益分配金は再投資に回すようアドバイスしてもよいでしょう。

2種類の収益分配金の違いを説明する