
(画像=Jirsak/Shutterstock.com)
マーケットを読むうえで、GDPの統計データが重要なのは分かりますが、GDPについてどのように確認すればよいのでしょうか。
マーケットを見る基本は実体経済にあり。本連載でも何度かこのことに触れてきましたが、実体経済の様相を端的に示す統計データがGDP(国内総生産)の動きです。誰もが知っている統計データですが、このGDPがどれほど日本経済の実力を表しているかをきちんと読み取れているでしょうか。
今回は、GDPを正しく読むうえで気をつけたい盲点を解説します。
本誌が皆さんのお手元に届く頃には日本の2019年1~3月期のGDP(第一次速報)が発表されているはずです(5月20日発表)。日経新聞の20日付の夕刊、あるいは翌日の朝刊の1面に記事が掲載されていると思いますので、ぜひ見比べながら、以下の小文を読んでみてください。