横ばい
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見た目にだまされない!決算書分析の落とし穴
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今回は、直近の売上がほぼ横ばいにもかかわらず、今期になって当期純利益が黒字に転換したケースを取り上げます。

サンプルはH社の3期分の損益計算書です。売上は5億円前後で推移している一方で、売上高総利益率(「売上総利益÷売上高」で算出)を算出してみると、前々期から順に20%、20%、30%となっています。

売上総利益は粗利とも呼ばれ、利益の根幹をなすものです。小売業や卸売業などであれば売上高から仕入原価を差し引いたもの、製造業であれば売上高から製造原価を差し引いたものであり、本来の事業活動でどれだけ稼いでいるかを表しています。また、売上高総利益率は通常、あまり大きく変化しないという特徴があります。