携帯電話やクレジットカードの利用で付与されるポイントを「投資」や「資産運用」に回し、ポイントの増加を狙う「ポイント投資(ポイント運用)」のサービスが続々と登場しています。

今回は、ポイント投資の特徴と人気のあるサービスについてご案内します。

紹介
(画像=Getty Images)

ポイント運用とポイント投資の違い

ポイント運用

ポイントで投資の疑似体験ができるサービス。

ポイントは各コースが参照する投資信託に連動します。

証券口座不要で、投資未経験者でも気軽に始めることができます。

ポイント投資

ポイントで投資信託が買えるサービスです。

証券会社の口座が必要です。

今回や、投資初心者でも気軽にチャレンジできるポイント運用のサービスについて紹介します。

ポイント運用ができる主要なサービス

主なポイント運用サービスは以下の3つです。

ドコモのdポイント

ポイント投資とは?人気の3サービスを紹介
(画像=出典:ドコモ)
  • お金のデザインと提携。運用する投資信託に連動してdポイントが増減。
  • 100ポイント以上100ポイント単位

ドコモのポイント投資は、手持ちのdポイントを使って投資体験ができる新しいサービスです。

お金のデザインが設定・運用する投資信託の基準価額に連動してポイントが毎日変動します。

運用コースは次の2つです。

  • アクティブコース 債券よりも株式に比重を置き、高いリターンを目指します。
  • バランスコース 株式よりも債券に比重を置き、安定したリターンを目指すコースです。

セゾンの「永久不滅ポイント」

ポイント投資とは?人気の3サービスを紹介
(画像=出典:セゾンカード)
  • 1ポイント(5円相当)の少額から始められる
  • 4つの投資信託から銘柄を選ぶだけ
  • 個別株にも投資できる

セゾンカードのポイント投資は、100ポイント(500円相当)単位でポイントを運用口座に振替えて、1ポイント単位で投資できます。

手数料も無料なので投資を試してみたい初心者にピッタリです。

また、個別株への投資体験もできます。

株式は投投資信託よりもリスクが高いので、ポイントで始められるのは便利です。

大手クレジットカード会社クレディセゾンのポイント投資は、同社発行のクレジットカード利用で貯まる「永久不滅ポイント」を使います。

参考となる投資対象は、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問の商品です

投資信託コースは次の4種類です。

  • 日本株コース TOPIX(東証株価指数)に連動するコースです。

日本株に幅広く分散投資効果するのと同じ効果があります。

  • アメリカ株コース 米国を代表する株価指数であるSP500に連動することを目指すコース。

世界景気を実感しながらの運用体験が可能です。

  • アクティブコース 外国株式、外国債券を中心に積極運用するコース。

目標運用利回りは年率15%です。

  • バランスコース 国内債券を中心に安定的な運用を目指します。

目標運用利回りは、年率3%です。

  • 株式コース 実際の株価に連動してポイントが増減するコース。

永久不滅ポイント1ポイントを、ストックポイント4ポイントと交換可能です。

実際の株式に交換することもできます。

対象株式

  • カルビー
  • 日清食品
  • ホンダ

楽天ポイント運用

ポイント投資とは?人気の3サービスを紹介
(画像=出典:楽天)
  • 証券口座不要
  • ポイントを使うので現金の必要なし
  • 100ポイントから投資可能

楽天スーパーポイントを使って気軽に運用を疑似体験できるサービスです。

手持ちの楽天スーパーポイントを使って、運用成果によるポイント変動を楽しめます。

利用単位は100ポイント。

楽天グループの楽天証券の口座は必要ありません。

楽天ポイント運用は、投資信託の値動きに合わせてポイントが増減します。

ただし、運用しているポイントがマイナスになることはないので安心してください。

増えたポイントは、引き出して通常ポイントとして利用できます。

選べるコースは次の2つです。

  • バランスコース 日々の動きが小さく、安定的な運用を目指すコースです。

短期間で大きく増やすことはできませんが、損失を限定できます。

長期的にポイントを増やしたいという人に向いています。

  • アクティブコース 日々の値動きが大きく、積極的な運用を目指すコースです。

短期間で大きく稼ぐことも可能です。

しかし、短期間で大きくポイントが減るリスクがあります。

実際のお金を使わないポイント運用なので、アクティブコースを選択する人が多いです。

ポイント運用は口座が必要ありませんが、疑似投資体験した後に楽天証券の口座を開く人が増えています。

楽天証券には、楽天ポイントを利用して実際の投資信託を購入する「楽天ポイント投資」があります。

楽天ポイント運用は100ポイント単位。

1ポイント=1円なので、100円から資産運用できます。

運用ポイントは1ポイント単位で引き出すことができ、楽天スーパーポイントとして利用できます。

ポイント運用の特徴は、自分の資金を使わなくても投資を始められることです。

ポイント投資で損をしても、資金が減るわけではありません。

最低投資金額が100ポイントと低いのもメリットです。

少額から投資信託を運用できるので、初心者にも始めやすいサービスです。

ポイント投資の利用者は増加

ポイント投資の利用者は急増しています。

NTTドコモの「dポイント投資」の利用者は2019年2月に40万人を突破。

クレディセゾンの「永久不滅ポイント」を使った運用サービスの利用者は2018年末で43万人となっています。

※記事執筆時点

ポイント投資の大半を投資未経験者が占め、若年層中心に資産形成の新しい入口として浸透してきています。

ドコモが2018年に実施した調査では、全体の76%が40代以下の若年層。

72%を投資未経験者が占めました。

本人確認や証券口座の開設は不要で、お金のデザインが運用する投資信託のパフォーマンスに合わせてポイントが増減します。

安定したリターンを目指すバランスコースよりも、高いリターンを目指すアクティブコースの方が人気です。

まとめ

ポイントを利用したポイント運用なら、投資未経験者でも気軽に資産運用を体験できます。

現金に変えることはできませんが、増えたポイントを引き出して使うことができます。

ただ、資産運用は長期で行うものですが、ポイント運用では短期志向が強いようです。

運用サービスの利用者は増えているものの、運用資産自体はほとんど増えていないのです。

クレジットカードの永久不滅ポイントを使ったポイント運用も、NTTドコモのdポイント投資も純資産残高は10億円前後で伸び悩んでいます。

新しく購入する人が増える一方、少しでもポイントが増えたら解約してしまう人が多いようです。

長期でじっくりという利用者は、まだ少数派のようです。

ポイント投資をきっかけとして、本格的な長期投資家が育っていくのかどうかが注目されます。(提供: The Motley Fool Japan


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。