2025年に大阪・関西万博(以下、大阪万博)が開催されますが、一部ネットなどでは「ポケモンを全面に出した『ポケモン万博』になるのでは?」という期待感もあるようです。正式な内容が決まるのはこれからなのですが、なぜそのように言われているのでしょうか。ここでは、万博の基礎知識やポケモン万博といわれる理由についてチェックしてみましょう。

大阪万博の誘致に貢献したポケットモンスター

大阪万博,ポケモン万博
(写真=PIXTA)

ポケモン万博が期待される大きな要因として、万博の開催地を決める際にポケモンが「2025年国際博覧会誘致キャラクター特使」に選任され、ピカチュウをはじめとするさまざまなポケモンキャラが万博誘致に貢献をしたことが挙げられます。ポケモンの貢献を証明する出来事として、実際に大阪誘致が決定すると、2019年2月にはピカチュウへ河野外相から直接感謝状が贈られました。

なぜハローキティ万博の声は意外に少ないのか?

大阪万博には、ポケモンだけでなくハローキティもキャラクター特使に選出されているのですが、ハローキティ万博を求める声は意外に少ないようです。考えられる理由としては、「パリでのBIE(博覧会国際事務局)総会のプレゼンテーションときのこと」「ポケモンのキャラクター数」などがあげられます。BIE総会で立候補国による3回目のプレゼンテーションが行われた際、安倍首相とともにポケモンのキャラクターが登場しました。

登場したピカチュウはチャリザード(日本名:リザードン)というキャラにまたがって大阪に現れ、他のポケモンや訪問者と大阪の街を歩き回るという演出をしたのです。このことで日本は各国に「キャラクター大国」「クールジャパン」といった記憶に残る印象を与えたといわれています。また、ポケモンは2017年の時点で世界98ヵ国以上の地域でアニメが放送されています。

世界的に知名度が高いうえに、キャラクターが無数にあることから一つのイベントでもいろいろなバリエーション展開が可能です。同じ特使に任命されたハローキティ万博の声がもっとあってもいい気もしますが、今のところポケモンのほうがリアルなイメージがわきやすいのかもしれません。ポケモン全面の万博になるかは別として、貢献度が高いことは認識されていますので会場の一角やポイントでキャラが使われる可能性は十分にあるでしょう。

そもそも万博って何?どのような経緯で大阪に決まった?

万博は万国博覧会を略した言い方で、国際博覧会条約に基づいて複数の国が参加して開かれる博覧会のことです。万博は世界各国が技術や文化の成果を展示する目的で行われています。万博の第1回は1851年にロンドンで開催されました。それから数年おきにさまざまな国で行われ、広い敷地を使っていろいろな企業や国がパビリオンなどを建てて技術の発表が行われます。

万博の役割は「新しい技術や製品を紹介する場所」です。例えば1853年のニューヨーク万博ではエレベーター、1970年の大阪万博ではワイヤレステレホンが初めて紹介され、世の中に広まるきっかけになりました。日本が初めて万博に参加したのは1867年の第2回パリ万博で、パリ博覧会に江戸幕府と佐賀藩、薩摩藩が陶器や漆器、浮世絵などの工芸品を出展しています。

日本では1970年に大阪万博が開催されたほか、2005年の愛知万博まで計5回の万博が行われており、今回のような誘致は希望する政府が立候補することから始まります。立候補を受けたBIEは、正式なプロセスを踏んで開催地を決定しなければいけません。プレゼンテーションや投票などを経てBIE総会で承認されれば開催ができます。

今回大阪は、ロシア、アゼルバイジャンと競合し、上記のような経緯で見事開催国として承認されたのです。

自治体、経団連企業などのチームワークで計画推進中

大阪万博の開催には会場建設費だけでも約1,250億円が必要です。このうち民間だけで400億円が必要となっていますが、経団連企業を中心に協力して問題なく進んでいます。大阪万博のテーマは「いのち輝(かがや)く未来社会のデザイン」です。そのため予算の枠組みが決まった今後はテーマに即した人工知能(AI)や仮想現実(VR)といったコンテンツ面のニュースも増えてくるでしょう。2025年の大阪万博がどのような催しになるのか注目です。(提供:Braight Lab

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