ワンルームに入居希望が集まる条件は、立地だけとは限りません。特に単身者は男性も女性もこだわりが強い層も多く「セキュリティーや給湯機、キッチン、トイレなどの設備・仕様も工夫次第でキャッチポイントになりうる」とされています。それでは、現代のトレンドは一体どんなものでしょうか。今回は、入居希望が集まるワンルームマンションの実例を挙げて紹介します。

まずは何よりも立地

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(写真=Artgraphics/Shutterstock.com)

立地に限らないとは言うものの、何といっても大切なのは立地です。駅からの距離でいえば、最も駅に近い物件を選ぶほうが賢明といえます。また、エリアにワンルームが集中している場合、ワンルームの探し主は、まず駅から近い順から物件を物色する傾向です。そのため、駅から遠いとそれだけライバルが増えやすく家賃も下げざるを得ません。

たとえ投資額が増えたとしても、まずは立地が良く家賃が高く取れる物件を選ぶのは鉄則です。立地で大事なのは、駅だけではありません。ターゲットは一人暮らしですから「コンビニエンスストア」「ドラッグストア」「お弁当屋」「クリーニング店」などが近くにあることは必須です。できればおしゃれなカフェや、にぎやかで魅力的な商店街(大阪市内なら天神橋筋・心斎橋筋・黒門市場など)に近ければ、プラスアルファとして評価されます。

女性がワンルームに求めるもの

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(写真=ImageFlow/Shutterstock.com)

一人暮らしの女性は男性の6割程度ということもあり、今までは女性のニーズを取り込んだワンルームは少なかったのですが、最近はトレンドが変わりつつあります。ここでは、女性が求めるニーズについて2つ事例を紹介します。

禁煙マンション

厚生労働省の「平成29年国民健康・栄養調査結果の概要」によると2007年度の男性の喫煙率は39.4%でした。また2017年度の男性の喫煙率は29.4%と10年で10ポイント低下しているものの、依然として約3割が喫煙しているのが現状です。そして、ほとんどのマンションはたばこOKでした。一方、2017年度の女性の喫煙率はわずか7.2%でした。

隣室でタバコを吸うと、換気扇のダクトを通じて隣の部屋にもにおいが入ってきます。さらに前の入居者が喫煙者だと、たばこのにおいは簡単には取れません。女性入居者の多くは、こうした実情に不満を感じているといえるでしょう。禁煙化に設備は必要ありません。重要事項説明書に「禁煙を守ること」「もし破ったら契約を解除すること」を明記するだけで済むのです。

オーナーにとっても、「壁紙が汚れない」「火事のリスク減少する」といった面でメリットは多いといえるでしょう。禁煙マンションは、まだ意識の低いオーナーが多いため潜在需要の大きいビジネスチャンスといえるかもしれません。

追い炊き機能付き風呂

1人暮らしだからといって、シャワーブースだけで充分でしょうか。それは大きな誤解です。2017年に株式会社リクルート住まいカンパニーが行った「2016年度賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版)」によると、1人暮らしの女性社会人の73.7%が「追い炊き機能付き風呂は必要」と答えています。つまり、「シャワーだけではなくお風呂でゆったり疲れを取りたい」と考える女性が多いのです。そんな需要を見越して、最近では追い炊き機能付き風呂が設置されたワンルームも増えています。

一人暮らし老人とバリアフリー

これから1人暮らしで多数派となってくるのが、70歳以上の高齢者です。そして1人暮らし高齢者の4割近くは借家暮らしなので、高齢者向けワンルームは潜在需要が大きいのです。設備仕様面では、バリアフリーが話題に上がりますが、当然お金もかかるし、もし入居者が高齢者でなければすべてが無駄になってしまいます。

最近はバリアフリーの有効性に対して疑問視する声も出ており、実際、当の70代に対するアンケート結果では、53.6%が「考えたことはない」「必要と思っていない」と答えています。高齢者をターゲットにするなら、お金のかかるバリアフリー化ではなく介護事業者との連携によるケアサービスの充実などを訴求ポイントにしたほうが得策かもしれません。

ワンルーム投資を検討するときに大切な立地や設備仕様について解説しました。最後に大切なチェックポイントを紹介します。それは「自分で住んでみたい」を思える物件を選ぶことです。ワンルーム投資は、決して安い買い物ではありません。しっかり吟味して、納得できる立地・設備仕様の物件を選びましょう。(提供:Braight Lab

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