資産形成を着実に進めていくためには、家計の状況に合った明確な“目標”を設定することが大切です。目標を設定しておくことで、「いつまでにどのくらいの金額を蓄積しておく必要があるのか」が明らかになり、個々人に応じた適切な資産形成手法を選べるようになります。一方で、目標を設定していなければ、ただ無計画に資産形成をしていくことになりかねません。

数多くある資産形成手法の中から、自分にあった最適なものを導き出すためには、そのような一定の指標が必要です。目標をベースにした一定の指標があるからこそ、それぞれの投資手法を取捨選択できるのであり、それが投資の成否をわけることにもつながります。そして、指標のうち特に重要なのはその投資手法によって実現できる“金額感”の違いです。

投資手法の違いは“金額感”の違い

資産形成,不動産投資,株式投資
(写真=pathdoc/Shutterstock.com)

数多くある投資手法を見極める過程において、それぞれの金額感の差異を正しく認識しておくことは、非常に重要です。この場合の金額感とは、つまり「その投資によってどのくらいの規模の資産を形成できるのか?」を検討することを意味します。その手法で実現できるゴールをあらかじめ想定しておくことによって、投資の精度はより高まります。

たとえば、老後までに2,000万円の資産を用意したいと考えていた場合はどうでしょうか。老後までの期間が30年だとすると、タンス預金では、毎月約5万6,000円貯金しなければなりません。ほとんど利息がつかない銀行預金の場合でも、同額程度の金額を貯金する必要があります。他方、適切な投資手法を選択すれば、月々の厳しい貯金を経ることなく資産形成が可能です。

不動産投資と株式投資の金額感

具体例として、不動産投資と株式投資の金額感で比較してみましょう。金額感という視点で比較してみると、それぞれの違いがより明確になります。より端的に表現すると、不動産投資によって形成できる資産の規模感と、株式投資によって形成できる資産の規模感を知ることによって、目標をベースにした自分なりのポートフォリオを組むことができます。

不動産投資の金額感

そもそも不動産投資は、金融機関から融資を受けて投資用不動産(マンションなど)を購入し、賃貸に出すことで、家賃収入とローン返済をほぼ相殺できる投資手法です。ある意味において、他人のお金で資産形成できる投資手法ともいえるでしょう。金額感としては、マンション1戸あたり数千万円規模となり、それだけの金額を安定的に形成できます。

株式投資の金額感

株式投資の場合、投資先の銘柄によって金額感が異なります。数万円から投資できる銘柄もあれば、最初から(単元株式数の購入で)百万円を超えるような資金が必要な銘柄も少なくありません。加えて、購入する株式数によっても異なります。投資金額に幅をもたせられるという点に着目すると、株式投資は、臨機応変に金額感を調整できるのが特徴です。

資産規模で比較すると……

30年で2,000万円の資産形成をしたい場合、不動産投資であれば2,000万円の物件を30年ローンで購入すればいいでしょう。しかも、ローン返済後は家賃収入をそのまま得ることが期待できます。一方で、株式投資の場合は安定的に3%のリターンを得られる銘柄で、月々3万5,000円ほどの積立投資が30年必要です。もちろん、配当がある銘柄なら月々の積立額はより少なくなります。

将来の資産形成額から逆算して考える

このように、金額感をベースに投資手法を比較してみると、それぞれの特性がイメージしやすくなります。「どのくらいの金額を投資し、どの程度の規模まで拡大させたいのか」によって、自分にあった最適な投資手法を見極めることができるでしょう。あらかじめ目標を明確にし、将来的に必要であろう資産形成の額から逆算しつつ取捨選択してみてください。(提供:Braight Lab

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