資産運用によって自らの資産を拡大していくためには、投資ならではのメリットに着目することが大切です。投資ならではのメリットとして最も重要なのは、やはり金利(利息)や配当などがつくことでしょう。投資した金額がどの程度の利回りを生むのかを考慮しておかなければ、投資手法を適切に判断することができず、また中長期的な投資効果を正しく知ることもできません。

ただ、自宅にお金を置いておくだけの“タンス預金”には、このような金利の概念がありません。つまり、貯金したお金がそのまま自らの資産になるだけです。一方で、一般的な投資手法にはそれらがもたらす運用益があり、その土台となっているのは運用による利回り(リターン)です。たとえば、金利などは利回りを形成するものの代表格といえるでしょう。

「複利効果」とは何か?

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(写真=Ivelin Radkov/Shutterstock.com)

金利がもたらす効果のうち、特筆すべきなのは「複利効果」です。複利効果とは、運用によって得られた収益をそのまま再投資することにより、利息が利息を生む状態のことです。それにより、投資した資金は雪だるま式に増えていくこととなります。20世紀最大の物理学者ともいわれるアインシュタインは、この複利効果を「人生最大の発明」と表現しています。

アインシュタインの表現は、決して大げさではありません。実際に単利と複利とを比較してみると分かるように、それぞれの差は月日が経てば経つほど大きくなります。なぜなら、複利効果とは“お金がお金を生む”状態だからです。得られた果実(金利)を再投資すれば、あらためて資金を投資しなくても、自然とお金が増えていく……それが複利効果の醍醐味です。

複利効果の違いにみる銀行預金と不動産投資の違い

では、複利効果という視点から投資手法を比較してみましょう。たとえば、銀行預金と不動産投資で比較してみるとどうでしょうか。一定の金利(預金金利)が約束されている銀行預金は、複利効果が見えやすいのが特徴です。一方で、不動産投資の場合は入居者から得られる家賃収入によって、「自然と複利効果が発生していく」というのがポイントになるでしょう。

銀行預金の複利効果

大手銀行が設定している普通預金の金利は、おおむね0.001%で統一されています。定期預金の場合でも、横並びで0.01%程度です。それでも、複利効果は発生しており、たとえば毎月3万円を定期預金0.01%で30年にわたって積み立てしていくと、1万6,260円の利息がつく計算となります。金利があまりに少ないので効果は限定的ですが、お金がお金を生む状態であることには変わりありません。

不動産投資の複利効果

一方で、不動産投資の場合は物件ごとの利回りにかかわらず、他の投資とは異なるかたちで複利効果を得られます。具体的には、入居者から得られる家賃収入をローン返済にあてることで、自らの支出を抑えながら資産形成できるのです。しかも、ローン返済が終わった段階で得られる家賃収入を他の投資にまわせば、さらに多くの複利効果が期待できます。

より多くの複利効果が得られるのはどちらか?

得られる複利効果が見えやすいのは、あらかじめ金利が決まっている銀行預金でしょう。他方、不動産投資の場合、入居率に応じて運用状況が変わります。ただ、得られる家賃をローン返済にまわすスタイルは、自らの支出を減らすことにつながり、限られた資金でより多くの資産形成を実現するという意味において、計り知れない複利効果があるといえそうです。

自らの資産を最大化させるためにできること

このように複利効果というのは、資産形成において非常に重要なポイントの一つです。お金がお金を生む状態を構築することができれば、投資した金額をより大きな資産に変えることができます。それは、まさに時間を味方につけることに他なりません。あらためて、複利効果という観点から「どのような資産形成手法が優れているのか」について検討してみましょう。(提供:Braight Lab

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