決算書
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こんな決算書どう分析しますか?
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今回は、貸借対照表の純資産について考えていきます。

純資産とは簡単にいうと、株主からの資本に繰越利益剰余金を加算したものです。株主からの資本のことを一般的には資本金といいますが、会社法では株主が払い込んだお金のうち半分までの範囲で資本金とせず、資本準備金とすることが認められています。ですから厳密にいうと、株主からの資本は資本金と資本準備金の合計額となります。

繰越利益剰余金は、毎年生み出される利益を配当に回さず内部で積み立てたお金です。中小企業では、社長とその家族がすべての株式を保有していることが多いので、利益が発生しても配当することはまれです。その場合、利益剰余金は創業以来現在までの当期純利益の累計額と見ることができます。

中小企業で計上される主な純資産は、資本金と資本準備金、繰越利益剰余金です。ほかには、その他有価証券評価差額金や新株予約権等も含まれますが、中小企業の場合はほとんど計上されませんので説明は割愛します。