モトリーフール米国本社、2019年7月11日投稿記事より

今年、予想外に上昇している株の1つはゼネラル・ミルズ(NYSE:GIS)です。シリアルなどでよく知られているパッケージ食品大手の同社は、消費者の関心が新しいブランド、有機食品や自然食品に移っているため、株価はここ数年低迷していました。

ゼネラル・ミルズ
(画像=Getty Images)

しかし、株価は2019年に回復し、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、7月11日時点で年初来で約38%の上昇となっています。

ゼネラル・ミルズの株価の推移(単位:%)

【米国株動向】ゼネラル・ミルズの株価、年初来で38%上昇
(画像=出典:YCHARTS。2019年7月11日時点)

ゼネラル・ミルズの株価は、昨年12月の急落後、年初に上昇に転じました。

2月にニューヨーク・コンシューマー・アナリスト・グループ(CAGNY)会議で、同社が2019年5月期通期の見通しを再確認し、株価が上昇しました。

そして、3月20日に発表された堅調な第3四半期(12月~2月)の決算報告が株価を10%程度押し上げました。

オーガニック売上高は1%増、全売上高は8%増の42億ドル、調整後営業利益は25%増となりました。

調整後1株当たり利益も6%増の0.83ドルとアナリスト予想の0.69ドルを上回りました。

その後、ゴールドマンサックスが同社を「売り」推奨にした時に株価が急落しました。

アナリストのJason Englishは、ゼネラル・ミルズが自然食ペットフードのブルーバッファローの買収の恩恵をすでに受け、中核事業の改善も一段落したことから今後は業績の減速を予想していると語りました。

このニュースから5月29日に株価は5.6%下落しました。

さらに、その後発表された第4四半期決算で、調整後1株当たり利益が6%増の0.83ドルであったにもかかわらず、オーガニック売上高が1%減少したことから、株価は再び下落しました。

ゼネラル・ミルズは2020年度にオーガニック売上高の成長率を1%~2%、調整後1株当たり利益を2019年度の3.22ドルから3%~5%の増加を予想しています。

同社はブルーバッファローの買収に成功しているようですが、ブルーバッファローは成長が遅い企業で、業績へのさらなるカタリストにはなりにくいとみられます。

ゼネラル・ミルズは安定的な利益を維持していますが、PER(株価収益率)は16.6倍となっており、今年の初めから急騰している株価はやや割高との見方があります。(提供: The Motley Fool Japan

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)
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元記事の筆者Jeremy Bowmanは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。