一覧表で整理する!決算書の変化から考えられるシナリオと声かけのポイント
(画像=PIXTA)

過去の決算書の数字と比較して増減があった場合に考えられるシナリオを一覧表でまとめ、変化の理由を確認するためのポイントを解説する。

訪問先で決算書を受け取ったら、その場でじっくりと内容を精査して各種財務指標を計算し、安全性や収益性などの分析をする──これは時間の関係もあり現実的ではない。限られた時間の中で効率良く最低限の確認を行うには、過去の決算書と比較して大きく変化している数字に着目することがポイントになる。

各種勘定科目の数字が過去と比較して変化している場合、その裏には必ず何らかの企業活動、商流の変動がある。どんな動きがあるのか、考えられるシナリオの引き出しを増やしておき、その場で声かけを行おう。一覧表に挙げたように、各勘定科目の増減それぞれに「ポジティブなシナリオ」と「ネガティブなシナリオ」が考えられるため、大きな変化があった場合には必ずその理由を確認したい。

また、前項で解説したとおり損益計算書(P/L)の勘定科目が変化していれば、貸借対照表(B/S)の科目も変化している。各勘定科目の変化を確認するときには、他の勘定科目にも影響している前提で見ることが大切である。

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