投資に興味があっても、生活費や税金、ローンや奨学金の支払いなどで投資を始められる余裕が無い人は珍しくありません。

しかし、投資は出来るだけ若いうちから始めておくとメリットがあります。

そこでおすすめなのが、ボーナスを全額貯蓄するのではなく、少額からでもいいので投資する事です。

今回はボーナスを貯蓄するよりも投資したい人におすすめの投資運用方法を解説します。

投資をする事のメリットや、投資を始める上で重要なポイントについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

資産運用
(画像=Getty Images)

投資をする事のメリット

若い人が投資をする事のメリットは幾つかあります。

その中でも代表的な物を紹介します。

老後の資産を形成できる

金融庁が発表した老後資金2,000万円という数字は記憶に新しいかと思います。

この数字が老後を過ごすのに年金以外に必要な正しい数字なのかは別としても、老後に向けて資産作りを行っていくのは悪い事ではありません。

記事執筆時点では、年金が貰えるのは65歳からとなっています。

厚労省の発表によれば現在の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳となっています。

数字上では、男性は15年間、女性は20年以上年金を貰いながら暮らしていく事になります。

一方で65歳を超えるころから男女ともに病気にかかる確率が一気に上昇します。

保険も70歳以上に対する医療補償が少なくなるケースは珍しくありません。

65歳以上になれば病気になるリスクが増え、若い頃と同じように働くのは難しいです。

かといって、現在の年金制度や高齢者社会を見る限り、年金だけで過ごしていくのが厳しいでしょう。

そこで重要になってくるのが老後の資産になります。

銀行に貯蓄しても現在の金利だと厳しい

老後に向けて投資をするよりも貯蓄をするというのは間違っていません。

投資はリターンに対してリスクが伴います。

仮に100万円を投資に注ぎこんだとして、最終的に50万円になってしまう場合もあります。

しかし、老後の資産を貯蓄だけで貯めようとするのは難しいと言えます。

銀行の金利は普通預金の場合は0.001%となっています。

仮に、2,000万円を貯蓄だけで貯めようとした場合、22歳から65歳までに毎月約5万円以上を貯金します。

1年で60万円貯まり、利子はたったの6円です。33年間でつく利子は198円となります。

現在の銀行の利子では、2,000万円を貯蓄してもたった198円にしかなりません。

一方、毎月5万円を利回り1.43%のファンドに投資した場合は、同じ期間で約28万円の配当が貰えます。

33年間利回りが変わらず、上昇していくファンドがあるとは限りませんが、投資の方が貯蓄よりも大きなリターンが望めます。

投資を通じて世界の経済や情勢を学ぶ機会になる

人間は不思議な物で、投資に興味が無かった人間でも自分が投資を始めると、投資に関する勉強を始めます。

まるで、お気に入りのスポーツ選手の活躍や成績を楽しむファンのように、経済誌を読みこむ様になります。

すると、自分が投資している分野から始まり様々な分野の経済や政治についての情報に触れるようになります。

投資を始めるという事は、世界の経済や情勢を学ぶきっかけとなり、得難い経験となります。

ボーナスで購入しやすい投資商品

会社によってボーナスの回数や額は違います。

今回は一般財団法人労務行政研究所の発表を参考にさせていただきます。

一般財団法人労務行政研究所の発表によれば、夏のボーナスの平均は約74万円となっています。

支給されたボーナスを全て投資に回す必要はありません。

必要な出費を除き、貯蓄に回す分の残りを投資に回してみましょう。それこそ、5万円や10万円でも構いません。

5万円・10万円といった少額からでも、始められる投資方法があるのです。それは投資信託です。

投資信託とは、投資家から集めた資金を元手に管理者が売買を繰り返し、得た収益を投資家に還元する投資運用方法になります。

最近では1万円以下からでも始められるようになっています。

投資には鉄則があり、リターンを安定させるには大きな資金が必要です。

それこそ億クラスの資金を運用できれば安定したリターンを望めますが、個人投資家では難しいです。そこで登場するのがファンドになります。

投資信託は少ない資金を集めて大きな資金として投資をします。

そのため、安定したリターンを望みやすく、初期投資費用が少なくて済むため投資を始めたばかりの人でも購入するハードルが低いです。

ただし、投資信託は長期運用を目的としているため、まとまった利益を得るまでに時間が掛かります。

株式やFXは短期間でリターンを得られる投資方法になりますが、リスクも大きいです。

なにより、大きなリターンを得るための知識や分析に時間が掛かってしまいます。

日頃から情報収集や分析をしているならともかく、ボーナスの時だけ投資をするスタイルなら止めておきましょう。

おすすめのファンド

ファンドと言っても、世の中には多くのファンドがあり、どれを購入できればいいのか分かりにくいです。

そこで、成績が良くメリットの多いファンドを紹介します。

日経225 ノーロードオープン

このファンドは日経平均株価に連動した成績を目指すインデックスファンドになります。

売買時に手数料がかからず、5年間の成績は+46.84%と高い数字を出しています。

純資産を減らさずに手堅く成績を伸ばしているのも信頼できるポイントになります。

ニッセイ外国株式インデックスファンド

このファンドはMSCIコクサイ・インデックスに連動した成績を目指すファンドになります。

上記のとは違い、購入している株式は外国企業が大半となっています。

スタート時は約10,000円でしたが、5年間で約16,000円まで上昇しています。

5年で60%増という好成績になります。

ここ最近の上昇率はそれほど高くありませんが、人気の高いファンドのため、純資産を順調に増やしているのが特徴となります。

投資をする上で注意すべきポイント

ボーナスで始める投資方法としてはファンドがおすすめです。

しかし、投資を始める上で注意すべきポイントがあります。

分散投資を行うべき

投資の格言に、「卵を一つのざるに乗せるな」というのがあります。意味は、卵=資金を一カ所に集中させるなという内容になります。

例えば、どこかの株式に投資資産を全て注ぎこんだとして、株価が上昇すれば問題ありません。

しかし、株価が下落すれば資産は目減りします。

分散投資は複数の投資に資産を回す事で、どこかで発生した損失を別の利益で補えるという投資になります。

投資を行う上で分散投資はリスクを減らせる王道ですが、実行するためには投資に対する知識や分析する時間が必要になります。

ファンドの場合、集めた資産を複数の株式や債券の売買に使います。

つまり、ファンドを1つ購入すると分散投資を行っているのと同等の効果を受けられます。

余剰資金で行うべき

余剰資金とは、投資に失敗して注ぎこんだ資金が無くなっても問題の無い資金を指します。

投資は常にリスクが付きまといます。子供の将来の学費やマイホームの頭金といった、自分の将来に関わるお金を注ぎこんでしまうのは投資では無くギャンブルになります。

余剰資金の定義は投資を考えている人の年齢や扶養家族の人数、ローンの有無などで変わってきます。

しかし、ボーナスで投資をしようと考えている方は、必要な出費や貯蓄に回した残りで投資をするのが良いかもしれません。

まとめ

以上が、ボーナスで始めるおすすめの投資方法の解説になります。

将来のために貯蓄をするのも良いですが、投資を行う事でより大きなリターンを得るチャンスになります。

今回の記事を読んで投資に対する興味が深まれば幸いです。(提供: The Motley Fool Japan


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。