ボーイズ&ガールズルール お金を守る男 浮気を許さない女
令和の時代の結婚は、婚前契約が当たり前!テレビなどで活躍中の美人弁護士が結婚の新常識を分かりやすく解説。漫画もまじえてわかりやすい!
法律では、「夫婦の約束はいつでもどこでも破っていい」と書いてあります!だから結婚する前の約束が大切です。
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誰も知らない秘密の趣味

ボーイズ,ガールズ,ルール
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(画像=ビジネス教育出版社)

性風俗店SMの趣味があると彼女に言わなくてはいけない?

婚前契約書に風俗禁止と定めた場合であっても、違約金についての定めがなければ、内緒で風俗に行ったとしてもすぐに何らかの法的責任が生じるわけではありません。ただ、法的責任が発生しなくとも、夫婦間の争いを事前に防止するためにお互いの風俗に対する考えを話し合うカップルもいます。

(マンガのように)夫の趣味はSM……だけど、妻はSMには応じられない。SMが夫の唯一のストレス解消でありやめられないならば、妥協点を探す必要があります。風俗通いを許容する代わりに、何をしてくれるの? 聞いてみても良いですね。

・妻は夫がSM風俗店に行くことを許容する。
・夫は、月に一度、性病検査を受ける。
・性風俗店へ行く際は必ず避妊具を装着する。

もちろん、多くの女性は夫が風俗に行くことを良しとはしませんが、ふとしたことでバレてしまって喧嘩、離婚といった争いになるよりは、あらかじめルールを作っておく方がお互いにとって良いと考える人も増えています。

性風俗店でなくとも、男性であれば仕事の付き合いでキャバクラへ行かなくてはならないこともあります。断ってばかりでは「付き合いが悪い男」として、仕事にマイナスとなることもあります。たとえ仕事であっても、夫がキャバクラへ行くことは嫌だと考える女性が多いとは思いますが、男性の立場も考え、一定の条件のもとで許容しても良いですね。

・女性が客席につき接待する飲食店(キャバクラ)に勤める女性と店外で会うこと(同伴及びアフター)は禁止する。
・女性が客席につき接待する飲食店へ行く際は、行く前に妻の承諾を得る。

法律的に風俗にいくことは、「離婚」の原因になるの?

たった一度の風俗利用だけで離婚を認めた裁判例は今のところありません。離婚原因になるかどうかは、その行為が、「婚姻を継続し難い重大な事由」にあたるかどうかが判断基準です。

一度だけの風俗利用では、「婚姻を継続し難い重大な事由」があったとは言えないため、裁判所も離婚原因とは認めないのです。しかし、風俗の利用が幾度に及び、何度もやめてほしいとお願いされても、それでも風俗に通い続けたというのであれば状況は変わってきます。このような頻繁な風俗通いにより、妻は精神的な苦痛を負い、もはや夫に改善も期待できないのであれば、婚姻生活を継続していくのは難しいと考えられます。

また、このケースでは、離婚原因を作出したとして、損害賠償請求されることもあり得るでしょう。

事実婚

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漫画の解説

最近では、実質的には夫婦同然の生活を送りながらも、あえて法律上の婚姻関係にはならないことを選択するカップルも少なくありません。一度失敗したからもう結婚はしたくない、とか、シニアの方が先妻との間の子供を意識して事実婚としたといったお話もお聞きします。

事実婚とは、その実態は「内縁」と変わらないのですが、「内縁」の言葉のイメージが良くないため「事実婚」と表現するようです。また、「事実婚」という言葉からは、自らの意思で結婚ではなく、法律婚によらない関係を選択したとの思いも読み取れます。

事実婚は、法律婚と準じた生活実態が存在していると認められれば、法律婚の夫婦と同じような権利・義務が認められています。

そうであっても、法的に明確な関係があるわけではないため、本当に法律婚に準じた生活実態があったのか否かは争いになり得ます。そして、法律婚に準じた生活実態があったことを証する証拠を揃えることは大変です。事実婚は、法的なつながりがないため、自由である反面、不安定な関係ともいえます。二人の関係が良かった時は気にならなくとも、いざ別れ話となったとき、相手があまりに自分勝手・無責任な態度を取らないとも限りません。そのような場合に備え、二人の関係性や決め事について明確にしておくことは重要です。そのため、事実婚に関する契約書を作成することには大きな意義があります。その際は「法律婚に準じた関係」があったことを確認する条項を入れることが必須です。

・甲及び乙は、婚姻届けの提出はしないが、互いに婚姻の意思を持って、法律婚の夫婦と変らぬ婚姻生活を送ることとする。
・甲及び乙は、相互に協力・扶助・同居義務を負っていることを確認する。

事実婚カップルの大きな問題のひとつに子供のことが挙げられます。本来、結婚している夫婦の間に子供が生まれれば、子供はその両親の戸籍に入り両親が共同して親権を持ちます。

事実婚で子供を産んだ場合、子供は非摘出子として母親の戸籍に入り、親権は母親が持ちます。父親が認知をしたとしても、子供と父親の戸籍は別となり、名字も異なります。出産については、子の戸籍も考えた上で、検討していく必要がありそうです。

マンガにあるように、芳子が明を出産したことで、芳子を筆頭者とした戸籍が新しく作られその戸籍には、芳子と明が記載されます。そして、秀章が明を認知したことで明の父親には秀章が記載されますが、あくまで秀章と明の戸籍は別です。また、明は婚姻をしていない秀明と芳子の子であるため、秀章の嫡出子ではなく非嫡出子となるのです。ただ、一昔前は、非嫡出子は嫡出子の半分しか相続できませんでしたが、今はこの法律は改正されています。秀章と明の関係は、法律的なところでは普通の親子と何ら変わることはありません。

事実婚は相続に注意

事実婚では夫と妻の間の相続がされないという問題があります。相続に関しては、二人の合意書ではなく「遺言書」を作成しておくことがあります。一方が亡くなった場合、配偶者の地位を有していない者は、一切の相続権がありません。予期せぬ出来事で、自身のパートナーを困窮させることなのないよう、先立つ準備しておくことが大切です。

相続権がないとどうなる? 問題点と解決方法

相続権がないということは、相手が亡くなったときに相手の財産がもらえないということです。ご自身も経済的に自立していたならば良いのですが、そうではなく老後の生活などに相手の財産をあてにしていた場合は、生活していく術を失ってしまいます。

また、共に暮らしていた家が相手の持ち家や相手が賃借している家だった場合、相手が亡くなってしまった以上はその家を居住する権利失い、追い出されてしまうこととなりかねません。