
(画像=ZUU)

牧野 克彦(まきの・かつひこ)
平成6年5月、ソニー生命保険(株)入社。後にエグゼクティブライフプランナー(ソニー生命の最高位)認定。平成17年12月、株式会社ウイッシュアップ設立。同社代表取締役社長に就任。年間の講演、セミナー、研修日数は100回を超える人気講師でありながら、月に3日間の営業日数で、7年連続ANP1億円超。著書に『世界トップ1%の"一生断られない"営業法』(大和出版・2019年6月)や『開業医が知っていると得する稼いだお金の上手な残し方』(近代セールス社・2018年6月)など。
(聞き手:ZUU online副編集長 菅野陽平)
※本インタビューは2019年7月に実施されました
病院の節税に使われるMS法人とは
――牧野さんは近代セールス社から『開業医が知っていると得する 稼いだお金の上手な残し方』も出版されています。「年収3000万円以上の開業医」のお客様が多いそうですが、3000万円の収入がある方は、税引き後でどれくらい残るのですか。
所得税は累進課税なので、1800万円から1900万円ぐらいでしょうか。人によりけりですが6割くらいは残るという感じですね。月150万円ぐらいですね。逆にいうと、月100万円ほど税金や社会保険料などを払っているということになります。
――年収3000万円というと、法人化している開業医か、病院の院長、理事長といった方たちですか。
そうした方たちは、だいたい3000万円以上ありますね。小さなクリニックでも「○○会」などと医療法人を名乗っているところはクリニックの規模の大小にかかわらず、院長の収入は年間3000万円以上あることがほとんどです。
――やはり、お医者さんはかなり収入があるのですね。
だいたい売上ベースで1億円ぐらいはないと医療法人化するメリットがありません。だから、医療法人化しているということは、大まかな計算ですが3000万以上の理事長報酬は受け取っているということになります。
――租税特別措置法による特例もありますよね。