出版不況が叫ばれる中、書店の数は年々減少しています。本を読むだけなら、電子書籍やオンライン書店の利用で十分だと考える人も少なくないでしょう。一方で、単に本を売るだけではない、多様なスタイルの書店もオープンしています。ここでは、人や文化とのつながりを取り持つ、東京の書店を3つご紹介します。

BOOK LAB TOKYO(ブックラボ トーキョー)

本,コミュニケーションツール,東京ブックストア
(写真=Suratchana Pakavaleetorn/Shutterstock.com)

渋谷にあるBOOK LAB TOKYOは、書籍販売とコーヒースタンドに加え、スタンディングで100人規模のイベント開催可能スペースを備えています。IT企業が多く集まる道玄坂という立地から、販売されている書籍は、技術書やデザイン本、ビジネス書が中心です。

コーヒースタンドでは、夜になるとアルコールも販売されます。電源やFREE Wi-Fiなど利用者にとってありがたい設備も完備していますので、ゆっくりとした時間を過ごせるでしょう。

BOOK LAB TOKYOでは、毎日のように出版記念トークイベントなどさまざまなイベントが行われています。また、イベントスペースを借りて自らが主催者になることも可能です。本棚などもギャラリースペースとして貸し出しているため、イベントのアイデアも広がることでしょう。

本を介したリアルなコミュニティーづくりの促進を掲げているBOOK LAB TOKYOらしく、人が集まる仕組みが作られているのです。

イベント情報をチェックして興味のあるイベントに参加したり、自分でイベントを開きたいときに開催場所として利用したりと、多くの出会いを提供してくれそうです。

【住所】渋谷区道玄坂2-10-7新大宗ビル1号館2F
【電話番号】070-1798-8789

文喫(ぶんきつ)

2018年12月、六本木の青山ブックセンター跡地にオープンした文喫は、一部のコーナーを除き、入場料1,500円を支払わなければ本の販売コーナーに入れない、変わったシステムの書店です。この入場料には、おかわり自由のドリンク(コーヒーまたは煎茶)代が含まれています。飲み物を片手に、1日かけて約3万冊の販売書籍をじっくり堪能できます。

文化を喫するという意味の文喫では、アート、デザイン、人文科学、自然科学、食、ビジネス、文学、雑誌、コミックなど幅広いジャンルの本を、ブックディレクターがこだわりの目利きで選んでいます。

選書室と呼ばれるメインの販売エリアや机のある閲覧室では、席に座ってゆっくりと本を楽しむことができます。グループで利用できる研究室は、仲間と本を見ながら打ち合わせをするのにぴったりです。店内は飲食ができ、喫茶室では軽食やケーキ、アルコールまで提供しているため、一日中滞在しても食事に困ることはありません。

企画展も定期的に行われています。文喫利用者おすすめのビジネスに役立つ本を集めた企画、雑誌の可能性を示す企画、ある写真集に関連した展示など、本にまつわるバラエティ豊かな企画展に足を運ぶのもいいでしょう。

平日19時以降限定で利用できる「Night Cruising」プラン(入場料1,000円)が導入され、仕事帰りのビジネスパーソンも利用しやすくなっています。

【住所】港区六本木6-1-20六本木電気ビル1F
【電話番号】03-6438-9120

誠品生活日本橋

2019年9月27日にグランドオープンするCOREDO(コレド)室町テラスの2階ワンフロアを占める誠品生活日本橋は、台湾の大人気店「誠品生活(せいひんせいかつ)」の日本第一号店です。

誠品生活は誠品書店が運営する複合書店で、書籍だけでなく雑貨や文具の販売、ワークショップの開催、飲食物の販売をしています。カルチャー発信の拠点としての役割も持ち、2004年にはTIME誌アジア版の「アジアで最も優れた書店」、2016年にはアメリカCNNの「世界で最もクールな百貨店14」に選ばれました。

誠品生活日本橋にも、台湾をはじめ、日本を含む世界中から選び抜かれた100近くのブランドが集められます。日本初進出のブランドも取り揃えられており、新しいモノに敏感な人は見逃せません。書籍は、日本語だけでなく中国語をはじめとする洋書も企画展にあわせて置かれる予定です。

誠品書店は1989年の創業以来、独自の選書で台湾の読書文化を築いてきました。誠品生活日本橋でも、これまでの選書ノウハウが活かされた売り場づくりが期待されています。また、誠品書店の選書専門チームが選ぶ誠品選書では、時代や知名度を問わない名作がジャンルごとに毎月8~10冊厳選され、推薦書籍として紹介される予定です。

誠品生活の特徴であるワークショップも、すでに行われることが決定されています。日本橋に誕生する新しいカルチャー発信地を、この秋にいち早く体験してはいかがでしょうか。

【住所】中央区日本橋室町3丁目 日本橋室町三井タワー2F
【電話番号】未定

ユニークな書店で読書プラスアルファの体験を

デジタル書籍の時代だからこそ、これまでにない形態の面白い本屋が増えているのではないでしょうか。本を読むという個人的な体験のためだけでなく、本を介したコミュニケーションの場へと書店の役割は広がっています。今までとは一味違う目的で、書店を利用してみましょう。(提供:ANA Financial Journal

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