海外旅行では治安面を考えてクレジットカードでの支払いをメインにしている人も多いと思います。しかし、現金が必要なこともあり、銀行のキャッシュカードから直接現地通貨を引き出したい人もいるはずです。現在手持ちのキャッシュカードは海外でも使えるのでしょうか?

大手銀行は国際キャッシュカードの扱いを終了

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(写真=Ti_ser/Shutterstock.com)

海外で現地通貨を入手するにはクレジットカードでATMから引き出す方法もあります。しかし、これはキャッシング扱いとなるため、普段、キャッシングを使わない人にとっては抵抗感があるかもしれません。

では、手元にある銀行のキャッシュカードで海外のATMから現地通貨を引き出すことは可能でしょうか?誰もがすでに持っているキャッシュカードがそのまま海外でも使えるなら、現金が必要な場面ではおおいに役立ってくれるはずです。

しかし、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行といった大手銀行で発行されているキャッシュカードはいずれも海外での利用には対応していません。

以前、各大手銀行は国際キャッシュカード(インターナショナルキャッシュカード)という海外でも利用可能なカードを発行していましたが、近年、そのサービスは次々と終了しています。大手銀行以外では新生銀行が通常のキャッシュカードをそのまま海外でも使えるサービスを提供していましたが、これも2018年12月にサービス終了となっています。

このような流れの一方で、各銀行が推奨しているのが国際カードブランド(Visa/Mastercard®/JCB)の付いたデビットカードの利用です。

デビットカードを使うと海外ATMから預金を引き出せる

デビットカードは、各ブランドの加盟店でクレジットカードの一括払いと同じように使え、レジでの決済と同時に銀行口座から直接引き落としが行われます。

そして、デビットカードは国際カードブランドが付いているため、海外ではATMで現地通貨を出金できます。これは、クレジットカードのようなキャッシング扱いではなく銀行口座からの引き出しとなるため、銀行の国際キャッシュカードと同じように使えることになります。

デビットカードの中にはクレジットカードのようにポイントが貯まるものや、ショッピング保険が付帯するものもあるので、むしろ、国際キャッシュカードよりも大きなメリットがあると考えていいでしょう。

国際カードブランドのデビット機能付きキャッシュカードも

一部の銀行では国際カードブランドのデビット機能付きのキャッシュカードも発行されており、これなら国際キャッシュカードとほとんど同じ感覚で使えるはずです。

ただ、実は銀行のキャッシュカードは日本国内ならそのままでもデビットカードとしてショッピングなどに使えます。これは、J-Debitという仕組みによるものですが、日本独自の仕様のため、国際カードブランドのデビットカードのように、海外でのショッピングやATMで現金の引き出しはできません。

つまり、海外で国際キャッシュカードのように使うには、国際カードブランド付きのデビットカードでなければならないのです。

国内でのデビット利用時の注意点とは

そして、ここが少し混乱するところですが、日本国内での利用時にレジで「デビットで(支払います)」と言ってデビット機能付きのキャッシュカードを出すと、国際カードブランドではなくJ-Debitでの決済になる可能性があるということです。

銀行口座から直接決済されることには違いありませんが、国際カードブランドのデビットの利用でポイントが貯まる仕組みになっている場合、これではポイントを貯めたつもりで貯まっていないことになります。

国内外で使えるキャッシュカードがあると便利!

このように、デビット機能付きのキャッシュカードは、国内では少し使い方に注意が必要となりますが、海外では国際キャッシュカードと同じ感覚で使えるので、便利なカードといえるでしょう。今後、海外に行く予定のある方は、通常のキャッシュカードから国際カードブランドのデビット機能付きのキャッシュカードに切り替えてみてもいいでしょう。(提供:ANA Financial Journal

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