
(画像=PIXTA)
収入の1割を繰り越すことを目安に運営。退職金などの一時的な出費に備えて支出を平準化するために生命保険を活用
社会福祉法人は、社会福祉事業を行う目的で設立された特別法人であり、公益性と非営利性を備えている。一般の社会福祉法人は、社会福祉法に規定された社会福祉事業を運営しており、多くは特別養護老人ホームや保育園の運営主体となっている。
社会福祉法人は、戦後のインフレで運営が困難となり、昭和26年、社会福祉事業法(現・社会福祉法)が制定された際、国から税金(公費)の投入を受けることで運営が成り立つようになった。だが、これは国から行政事務の一部を受託するという形であり、公費は「措置費」と呼ばれ、使途には厳しい制限があった。