金利が低く、手続きがしやすく、借りたあとの繰上返済も容易など、さまざまなメリットがある住信SBIネット銀行の住宅ローン。実際にどんなローンがあるのか、評判はどうかなどを徹底解説する。

住信SBIネット銀行・住宅ローンは3種類

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(画像=PIXTA)

住信SBIネット銀行はわが国を代表する銀行のひとつである三井住友信託銀行と、金融サービス大手のSBIホールディングスが出資する、インターネット専業の銀行だ。これまでの銀行業務の既成概念にとらわれずに、新たな発想でこれまでにないサービスの開発、提供を行っている。

住宅ローンに関しても同様で、さまざまな新機軸を盛り込んだ「ネット専業住宅ローン」「ミスター住宅ローンREAL」「フラット35」の三つの住宅ローンを推進している。

ネット専用住宅ローン

住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンは、Webからの申込みが可能で、来店不要で借り入れできるのが最大の特徴。取り扱っているのは、三井住友信託銀行の「ネット専用住宅ローン」で、住信SBIネット銀行は銀行代理業者として契約締結の代理を行っている。わが国を代表する大手銀行の住宅ローン商品なので、安心して利用できるものだ。

ミスター住宅ローンREAL

とはいえローンを組むときに、ネット上でのやりとりだけでは不安という人も少なくないはず。初めてのマイホーム購入、初めての住宅ローン利用という場合には、特にそうではないだろうか。そんな人のために、“REAL(リアル)”な店舗、つまり住信SBIネット銀行の専属代理店や、提携会社の実店舗で相談することができ、知識・経験豊富なスタッフが、お客の疑問などに懇切丁寧に対応してくれるのが、この「ミスター住宅ローンREAL」である。平日だけではなく、土日の相談も可能なので、時間の制約が多い会社員にも便利な存在だ。

フラット35

フラット35は、独立行政法人の住宅金融支援機構が民間の金融機関と提携して実施している住宅ローン。完済までの金利が確定している全期間固定金利型の住宅ローンなので、借入後に市中の金利が上がっても住宅ローン返済額が増えるリスクがないのが最大のポイント。利用者としては安心して資金計画を立てることができる。

住信SBIネット銀行・住宅ローンを徹底比較

この三つの住宅ローンは、いずれも金利が他の金融機関と比べて最低水準であり、たいへん利用しやすくなっている。ネット専用住宅ローンやミスター住宅ローンREALは、変動金利型の新規借入が0.457%。メガバンクなどでは0.5%台から0.6%台が多いから、金利面でのメリットは大きい。

全期間固定金利型のフラット35に関しては、同じローンを扱っている金融機関のなかでも、最も低い金利が設定されている。フラット35には、金融機関が消費者に融資した債権を住宅金融支援機構が買い取る「買取型」と、金融機関が融資する債権を住宅金融支援機構が保証する「保証型」がある。「買取型」は金融機関にとってリスクが小さいため、ほとんどの金融機関が取り扱っているが、金利は少し高め。それに対して「保証型」は金融機関がリスクをとることで、金利を低く設定できるメリットがある。

フラット35なら「全期間固定金利型」を「変動金利型」並みの金利で利用できる

しかもフラット35には、一定条件を満たす住宅を取得する場合、当初5年間または10年間の金利が0.25%引き下げられるフラット35Sという制度がある。さほど厳しい基準ではないため、現在ではフラット35のうち9割近くをフラット35Sが占めていて、当初の0.25%の金利引き下げが当たり前になっている。

金利が低めの「保証型」で、フラット35の適用を受けると、当初の金利は0.72%と、変動金利型並みの金利で、全期間固定金利型を利用できることになる。借入れ後の金利上昇による返済額増額リスクのない、安心の資金計画を希望する人にはうってつけの住宅ローンといっていいだろう。

団信が無料で付いていて、保証料も0円

住信SBIネット銀行の住宅ローンは、団体信用生命保険(団信)・全疾病保障付き。しかも、団信の保険料は住宅ローンの金利に含まれているので、別途利用者が負担する必要はない。つまり無料で団信に加入できるので、一般の生命保険に多数加入している人は、そのうちのひとつを解約してもいいかもしれない。そうすれば、住宅ローン返済の負担感もかなり軽減できるのではないだろうか。

そのほか、ネット専用住宅ローンは保証料が無料で、繰上返済手数料も無料になっている。住宅ローン利用時の諸費用を抑制し、借入れ後の負担も軽減されるダブル効果がある。  

図表1 住信SBIネット銀行の住宅ローンの概要  (2019年8月の金利)
金利 団信など 保証料など その他
ネット専用住宅ローン 変動金利新規借入 0.457%
変動金利借換え 0.428%
固定金利20年 1.24%
金利上乗せなしで団信・全疾病保障付き 保証料0円、繰上返済手数料0円 Web申込み可能。ローン契約書の署名・捺印も不要でWebで契約を完結できる場合も
ミスター住宅ローンREAL 変動金利資金借入 0.457%
変動金利借換え 0.428%
固定金利10年 0.66%
金利上乗せなしで団信・全疾病保障付き 繰上返済手数料0円、傷害保障の保険料も無料 住信SBIネット銀行の専属代理店や提携会社の店舗で相談が可能
フラット35 フラット35(保証型)は、当初0.72%※
フラット35(買取型)は当初0.86%※
金利上乗せなしで団信・全疾病保障付き 保証料0円、繰上返済手数料0円 自己資金がなくても、物件価格の1割を借りることで金利を低くするパッケージローンあり

※フラット35S適用の、当初5年または10年間の金利

対面での手続きが可能な「ローンプラザ」

ネット専用銀行といえば、リアルの店舗がなく、店舗運営コストがかからないため、金利を低くできるなどのメリットがあるわけだが、その分、初めて住宅ローンを利用する人には、店頭での相談ができないため、必ずしも便利とはいえない面もある。その点、住信SBIネット銀行では、専属銀行代理店「ローンプラザ」を各地に設置している。東京都を中心に、首都圏の一都三県、大阪府、兵庫県にあり、「ローンプラザ」がないエリアでも、「SBIマネープラザ」など提携先の店舗での相談が可能だ。

住友SBIネット銀行・住宅ローンの返済シミュレーション

住信SBIネット銀行のポータルサイトには、住宅ローンのシミュレーション機能がついているので、事前にさまざまなチェックが可能になる。たとえば初めての住宅ローン利用を考えている人であれば、いくら借りればどれくらいの返済額になるのか、また自分たちの年収でどれくらい借りることができるかなど、分からないことや不安なことが多いはずだが、シミュレーターを使えばそんな疑問や不安を解消できる。新規借入シミュレーションでは、借入額、返済期間、金利などの数字を入力すれば、毎月の返済額が出てくる。

また、自分たちの家計で月々どれくらいまで返済が可能かなどに応じて、借入可能額を計算できる機能もついている。安全な資金計画を立てるためにしっかりと活用したい。

住信SBIネット銀行の住宅ローンが選ばれる5つの特徴

住信SBIネット銀行の住宅ローンにはさまざまな特徴があるが、広くお客さまから評価されるポイントとしては、次の5つの点をあげることができる。

コンビニ・ゆうちょATMで月最大15回の手数料が無料

住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用すると、全国のコンビニエンスストア、ゆうちょ銀行などに設置されたATMで、住信SBIネット銀行の口座を利用できるようになる。ATMでの入金、住信SBIネット銀行の口座への振込みはいつでも何回でも無料で、ATMからの引出し、他行宛の振込みも、利用状況などによって最大月15回まで無料だ。

銀行の支店などが少ないエリアでも、コンビニエンスストアや郵便局は近くにあるはずだから、何かと便利であるのはいうまでもない。

住宅ローン低金利と高めの預金金利

住宅ローン金利は、先にも触れたように、変動金利型の新規借入が0.457%などと業界トップクラスの超低金利で、返済が大幅に軽減されるのが魅力だ。住宅ローンのほか、カードローンもあって、その金利も低い水準に抑えられている。

住信SBIネット銀行には、住宅金融専門会社などと違って、預金機能があるのも大きなメリットであろう。それも店舗運営コストを抑えられるネット専用銀行なので、円定期預金、外貨預金なども業界トップクラスの金利になっている。

「スマート認証」で安心のセキュリティー

ネット銀行を利用するときには、どうしてもセキュリティー面での不安を感じるものだが、口座を悪用されたり、不正ログインで資産を盗みとられたりしないように、セキュリティー対策に力を入れている。

特に住信SBIネット銀行では、特許を取得したセキュリティー専用アプリ「スマート認証」を無料で利用できるようになっているので安心だ。

デビット機能付きのキャッシュカード

住信SBIネット銀行のキャッシュカードにはデビット機能が付いている。さまざまなお店でクレジットカードと同じような使い方で支払が可能だ。支払ったお金はすぐに口座から引き落とされるので管理しやすく、残高以上に使うことはできないので、お金の使いすぎの防止にもなるだろう。

さらにスマホを通して、いつでもどこでも残高確認できるのも便利だ。

買い物や金融取引などでポイント還元

住信SBIネット銀行のキャッシュカードにはポイント制度が付いている。デビットカードとしての支払い、給与振込、積立商品の利用などによって、自動的にポイントがたまる仕組みだ。ポイントは、現金やJALのマイルに交換できるという特典もある。

住信SBIネット銀行の住宅ローンの口コミ・評判

住信SBIネット銀行の住宅ローンは、金利の低さだけではなく、その使い勝手の良さなどから、一般消費者から高い評価を得ている。オリコンの「顧客満足度ランキング」では、2018年度に「ネット銀行」部門で第1位を獲得した。2019年には、サービス産業生産性協議会による「2019年度JCSI(日本版顧客満足度指数)」の「銀行業種」で、第1位の評価を得ている。

ネット上の口コミではこんな評判があがっている。

・38歳、女性、会社員
金利が低く、ホームページも分かりやすく、不祥事などは聞かないため信用できるのではないかと思ってフラット35を借りた。

・40歳、男性、会社員
とにかく金利が低く、借換えに多少の費用がかかることを差し引いても借換え効果が期待できる上、全疾病保障付きだったため、迷わず住信SBIネット銀行に決めた。正式審査に多少時間がかかったが、システムや不明点の電話応対など、総合的に満足している。

・35歳、男性、会社員
何よりビックリしたのは、司法書士の面談を除けば、すべてネットで完結したこと。契約の際には、会社を休まないといけないと思っていたので、とても助かった。契約書も電子契約書なので、忙しい人にお勧めできるローンだと思う。

住信SBIネット銀行の申込み方法

住信SBIネット銀行の住宅ローンは手続きも容易。ネット専用住宅ローンの場合には、仮審査をWebサイトから申し込む。必要な項目を入力すれば、電子メールで仮審査終了の連絡が入る。

仮審査に合格すれば、必要書類を用意して記入、捺印のうえ、住信SBIネット銀行宛に郵送する。本審査の結果は再びメールで通知され、合格している場合には、「借入手続のご案内」が郵送されてくる。この案内にしたがってWebサイトで契約手続を行えば、店舗に足を運ぶことなく、契約を完結できるという流れだ。

ゆとりるある暮らしを実現する住信SBIネット銀行・住宅ローン

以上みてきたように、住信SBIネット銀行の住宅ローンには、さまざまなメリットがある。何より金利が低く、同じ借入額でも返済負担が少なくてすみ、同じ返済額ならより多くの借入れが可能になる。借入れ後の生活にゆとりができ、また取得する住宅にも満足度が高まるはずだ。

さらにそれ以外の付加価値的なメリットも多い。たとえば、住宅ローンに団信だけではなく、全疾病保障が付いている。しかも保険料は金利に含まれているので、別途負担はないし、借入れ時の保証料もゼロで、借入れ後の繰上返済の手数料も無料だ。

新規の借入れにあたっては、買おうとしているマンションや一戸建てなどを扱っている不動産会社から、提携ローンなどを紹介されることもあるだろうが、それよりは住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用するほうが得することもある。また住信SBIネット銀行の住宅ローンは他と比べて低金利なので、現在高い金利で住宅ローンの返済を行っている人は、こちらに借り換えるのが得策だ。超低金利が続いているうちに、早めに実行するのがいいのではないだろうか。