これだけ理解しよう
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為替相場は株価に影響を与えることは分かりますが、株価は為替相場にどのような影響を与えますか?

8月に入り早々に打ち出された、トランプ大統領による対中追加関税第4弾。3000億ドル分の製品という過去最大の規模に加え、スマホや衣料などの日用品を広範囲に含むため、その影響力はこれまでの追加関税をはるかに超えます。これを受け、NYダウの8月1日終値は前日比で280ドル安、日経平均株価の8月2日終値は前日比で454円安と急落しました。日経新聞では次のように報じられました。「日経平均株価は大幅に反落。下げ幅は令和に入って最大だった。米国による対中制裁関税『第4弾』の発動表明で、世界経済の先行きに対する警戒感が強まった。円高・ドル安の進行(中略)も重荷となった」(日経新聞8月3日付朝刊)

こうした「為替の影響を受けて株価が変動」という記事を私たちは頻繁に目にします。「円高により輸出主力企業の業績が悪化。国内株価が全体で下落」「円高は世界規模の経済不安の兆候であるため、日本株が売られる」といった記事がほとんどです。「円相場(原因)→日本株(結果)」のような一方的な関係だと理解している人もいるのではないしょうか。

社会・経済における主要なファクターは、その多くが相互・互換関係にあります。図表は、主な要素をまとめたものです。マーケットを注意深く観察すれば、株価の動きが原因で為替相場を動かすことも少なくありません。