モトリーフール米国本社、2019年9月4日投稿記事より

アップル(NASDAQ:AAPL)はこのほど約2年ぶりに社債を発行し、報道によれば70億ドル(約7400億円)を調達しました。

社債
(画像=Getty Images)

先月、FRB(米連邦準備制度理事会)がリーマンショック以来初の利下げを行い、社債調達コストが過去最低水準となっているため、アップルなどの主要企業が社債発行に動いています。

アップルがSECに提出した目論見書によれば、満期の異なる5つのトランシェに分けた社債発行となっていて、発行条件などは開示されていません。

調達資金は自社株買い、配当支払い、運転資金などに使われる予定です。

2017年末にトランプ政権の税制改革法案が成立後、アップルなどの多国籍企業は潤沢な海外の資金を低コストで本国に環流させることができたため、社債発行ニーズが低下していました。

アップルの場合も海外資金環流で膨大な手元資金があり、近年社債を発行していなかったため、有利子負債残高が漸減していました。

しかし、株主還元等で低金利を活かしていく思惑が垣間見えます。

同社は株主還元策を強化しており、4月には自社株買い枠を750億ドル分拡大しました。(提供: The Motley Fool Japan

【米国株動向】アップル、約2年ぶりに社債を発行
(画像=出典:アップルのSEC提出資料。筆者がチャート作成)

元記事の筆者Evan Niu, CFAは、アップル株を保有しています。モトリーフール社は、アップル株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、アップル株に関するオプションを保有しています(2020年1月の155ドルのショート・コール、2020年1月の150ドルのロング・コール)。