モトリーフール米国本社、2019年9月6日投稿記事より

ビデオ会議ソフトウェアのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(NASDAQ:ZM)の急激な増収増益が続いています。

5日夕方に発表された第2四半期(5月~7月)は、アナリストのコンセンサス予想を上回る増収増益となり、顧客数も急増しています。

なお、予想PSR(株価売上高倍率)が約40倍など、バリュエーションが極めて高いこともあり、市場はさらに大きな成長を期待しているとみられ、株価は6日に約8%下落しました。

ビデオ会議
(画像=Getty Images)

第2四半期決算の概要

【米国株動向】ビデオ会議ソフトのズーム、第2四半期も急成長を継続
(画像=出典:ズーム。GAAP(米国一般会計原則))
  • 従業員10人超の顧客企業数は前年同期比78%増の66300社、年間10万ドル超を支払っている顧客企業数は104%増の466社となりました。

  • 従業員10人超の既存顧客企業の過去12カ月ベースの売上は前年同期比30%増で、既存顧客がサービス利用を増やしていることを示唆しています。

  • 営業キャッシュフローは前年同期の1400万ドルから3100万ドルに増加し、フリーキャッシュフローは前年同期の800万ドルから1700万ドルに増えました。

  • 海外売上高は欧州などで好調で前年同期比で倍増し、全売上高の20%を占めています。

決算発表に関する電話会議でCEOのエリック・ユアンは、以下の点を強調しました。「世界最大の金融機関の一つであるHSBCが新たなユーザーとなりました。67カ国3900の拠点で事業を行っているHSBCは、ズームのプラットフォームを標準化し、29万人の従業員、5500の会議室で展開します。」

今後の見通し

ズームは第3四半期および通期に関するガイダンスは以下の通りで、通期ガイダンスを引き上げました。

  • 第3四半期の売上高ガイダンスは1億5500万ドル~1億5600万ドル(前年同期は9010万ドル)。第3四半期の非GAAPベースの1株当たり利益は0.03ドル前後。

  • 通期の売上高ガイダンスは、従来の5億3500万ドル~5億4000万ドルを5億8700万ドル~5億9000万ドルに上方修正しました。非GAAPベースの1株当たり利益も、従来の0.02ドル~0.03ドルを0.18ドル~0.19ドルに引き上げました。

ズームの企業規模が拡大しているため、前年比成長率は今後減速するとみられますが、同社の製品に対するニーズは引き続き旺盛です。

そして、急ピッチな設備投資や事業展開で赤字が続いている他の多くのSaaS(Software-as-a-Service、ソフトウェアの必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できる提供モデル)企業と異なり、ズームは既にGAAPベースで黒字に転換しています。(提供: The Motley Fool Japan


元記事の筆者Timothy Greenは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ株を保有し、そして推奨しています。