モトリーフール米国本社、2019年9月9日投稿記事より

アクティビスト・ファンドのエリオット・マネジメントは9日、AT&T(NYSE:T)株を新規に32億ドル(約3400億円)分購入し、同社の取締役会に対して経営戦略の見直しを迫る手紙を送ったと発表しました。

上昇
(画像=Getty Images)

市場はこれを好感し、AT&Tの株価は一時4%以上上昇しました。

(訳注:エリオット・マネジメントは日本でもたびたび投資を行っており、先ごろ、旅行大手エイチ・アイ・エスが敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けたユニゾホールディングスの株を5%以上取得し、事実上の筆頭株主に浮上しています。エリオットが8月に提出した大量保有報告書によれば、取得は「投資」目的で、「状況に応じて、重要提案などを行う可能がある」としています。)

エリオットは手紙の中で、「現在のAT&Tには実現可能な大きな価値がある」と指摘し、株価は少なくとも(前週末終値より60%以上高い)60ドルに上昇する余地があるとしています。

そのための方策として、非中核資産の売却、事業運営の効率化、バランスシートの縮小、自社株買いの促進、および取締役会の拡大(エリオットが推す人材の採用)を挙げています。

AT&Tは、エリオットの提案の大半、特に非中核資産の売却や取締役会の拡大を受け入れることはないとみられます。

しかし、過去5年間、株価がほぼ横ばいで推移してきたため、株主価値の大幅向上を目指すエリオットの要求を投資家は歓迎しているとみられます。(提供: The Motley Fool Japan


元記事の筆者Steve Symingtonは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。