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ここでは、外国人からの口座開設依頼に対する基本的な対応とケース別の対応を解説します。
外国人の口座開設の基本と留意点
2018年12月に「出入国管理及び難民認定法」(入管法)が改正されたことを踏まえ、政府により「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」が策定されました。
この中では、金融機関に対して新たな在留資格を有する者および技能実習生が円滑に口座を開設できるよう対応することを求めています。ここでいう新たな在留資格とは、特定技能1号と特定技能2号を指します。
一方で、外国人が帰国時に安易に売買した口座が不正利用されている実情を踏まえて、金融機関が適切に対応していくことも必要です。
このように、外国人の口座開設については、外国人の利便性向上を図りつつ、マネロン等対策にも配慮した対応を検討することが求められています。