ビジネス出版社 危ない会社の見分け方コース
融資・審査業務に不可欠の確かな「企業観」を養い、経営不振企業の再生可能性の見極め方についても言及
●債務者区分に沿った視点から企業を捉える
●与信判断の基本から、実践的な信用調査の手法および要注意先・財務内容問題先企業、破たん懸念先企業の早期発見手法のポイントを学ぶ
●再建融資の留意点や経営不振企業の再生可能性を見極める

<*日本FP協会継続教育(タックス) AFP;7.5単位 CFP;15単位>
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企業倒産の直視と分析

倒産企業のレポートは信用調査の最良のテキスト

取引先企業の倒産は,金融機関融資担当者,営業店責任者のみならず金融機関に籍を置く従業員全体にとって,金融機関業績の推移と並んで最大の関心事であり,注目事項であることは言うまでもない。不良債権発生防止のためには,まず企業倒産の現状把握が不可欠といっても過言ではないと思われるので,ここでは“危ない会社の見分け方”の具体的事項の説明に先立って,最近の企業倒産の現状について述べさせていただく。

企業倒産の現状分析

企業倒産に関しては,市中調査機関においてその倒産日報に発生倒産企業の内容と関連事項(負債総額・主力債権者名・取引金融機関・倒産要因・主要財務資料etc.)を掲載しており,また倒産日報・同年報にその業種別・倒産要因別の統計データを克明に掲載している(登載事例企業は倒産時負債総額10百万円以上の企業が採録され,倒産件数にカウント)。

これら市中調査機関の倒産諸統計資料を基礎データとして使用し,これに筆者の考察判断を加えて解説していきたい(なお,倒産統計諸データは,主に代表的市中調査機関である東京商工リサーチの倒産日報・同年報数字を使用させていただいた)。

最近における企業倒産の大勢