ビジネス出版社 危ない会社の見分け方コース
融資・審査業務に不可欠の確かな「企業観」を養い、経営不振企業の再生可能性の見極め方についても言及
●債務者区分に沿った視点から企業を捉える
●与信判断の基本から、実践的な信用調査の手法および要注意先・財務内容問題先企業、破たん懸念先企業の早期発見手法のポイントを学ぶ
●再建融資の留意点や経営不振企業の再生可能性を見極める

<*日本FP協会継続教育(タックス) AFP;7.5単位 CFP;15単位>
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5.信用低下

(倒産要因構成比:平成28年0.5%)

これは仕入先商社・問屋・メーカー等から警戒されるケースで,市中不安情報の出回り等により対外信用の低下が進行する。仕入困難化,支払条件のシビア化等による営業活動継続不能におちいって倒産にいたるケースであり,そのためにも市中情報の収集は不可欠である。

対外信用の低下に関しては,仕入先への支払振りの悪化,手形サイト延長ときに手形ジャンプの要請等が同業者間に不安情報として伝播し,仕入困難ともなり資金ショートの末倒産にいたるケースを多く見受ける。

かつて倒産したB興業(本社・岡山,学生服メーカー)も,筆者が接触した繊維専門商社I社の東京審査部長M氏はその倒産を半年前に予言したが,その時期,仕入先有力企業(総合商社・専門商社)のほとんどがすでに取引撤退ないし与信を縮減しており,それにかわって地方問屋等からの仕入になっていた。

〈最近における信用低下事例〉