ビジネス出版社 危ない会社の見分け方コース
融資・審査業務に不可欠の確かな「企業観」を養い、経営不振企業の再生可能性の見極め方についても言及
●債務者区分に沿った視点から企業を捉える
●与信判断の基本から、実践的な信用調査の手法および要注意先・財務内容問題先企業、破たん懸念先企業の早期発見手法のポイントを学ぶ
●再建融資の留意点や経営不振企業の再生可能性を見極める

<*日本FP協会継続教育(タックス) AFP;7.5単位 CFP;15単位>
※画像をクリックするとビジネス教育出版社に飛びます

倒産が起きてからあわてないようにするためには,地道に進める日常管理が重要である。ここで倒産のプロセスをたどってみる。

1.「要注意」段階

① 業績の悪化

売上不振(販売量の減少,単価の低下),採算低下(粗利益率の低下),金利の圧迫(借入金過大),焦げ付きの発生,在庫過大(不良在庫),設備投資過大,投機の失敗,経営の多角化失敗,資金の固定化等。業界の噂が出てくる。

企業内部では,営業部門をみて,目先の売上の話が多くなり,儲かりそうな商品の販売に走り出している。職場が浮き足立っている,上司や経営陣に業界との協調性がなくなってきた,本業以外の事業に目移りが激しくなってきた,という様子があらわれる。

また,上司に対する批判が増え,臨時休暇をとる社員が出てくる。これは仕事にバイタリティーを失うような問題が生まれていることを示している。

② 経営合理化(合理化不振)