モトリーフール米国本社、2019年9月17日投稿記事より

総合ガラスメーカーのコーニング(NYSE:GLW)の株価は、17日に一時6%以上下落しました。

同社は16日夕方に第3四半期(7月~9月)および通期の見通し修正を発表し、マクロ経済環境の不透明感の高まりで主要事業の光通信部門やディスプレー部門で下方修正したためです。

なお、第3四半期決算の正式発表予定日は10月29日です。

コーニング
(画像=Getty Images)

光通信部門の第3四半期の前年同期比減収率見通しは、当初の1桁台前半から2桁台前半に引き下げました。

通期売上見通しも、従来の1桁台前半から半ばの上昇率から、3%~5%減に引き下げました。

これは、通信会社や企業のネットワーク部門などが設備投資を削減しているためです。

ディスプレー部門では、第3四半期の数量見通しは前四半期比1桁台後半の減少に下方修正されました(従来は1桁台前半の減少)。

液晶TVパネルメーカーが製造量を減らしていることなどが要因です。

2019年通期見通しも、従来の1桁台後半の成長から若干の成長に下方修正されました。

今後の見通し

なお、コーニングによれば、ディスプレー部門の第3四半期の成長率は前四半期比では減少するものの、先進的な製造技術によりディスプレー市場全般の成長を上回ると予想しています。

また、2020年上期には前四半期比で増加に転じると見込んでいます。

一方、経営陣はマクロ経済環境の不透明感の高まりに伴い、営業費用を削減し、設備投資のペースを減速させ、ディスプレー部門および光通信部門の製造能力を調整しています。

コーニングの事業規模は巨大ですが、経営陣は状況に応じて機敏に経営戦略を修正していくことで定評があります。

しかし、今回のガイダンスの下方修正により、ディスプレーおよび光通信の主要部門が持続的かつ収益性の高い成長の兆しを見せるまでは、同社の株価への下押し圧力は続くとみられます。(提供: The Motley Fool Japan


元記事の筆者Steve Symingtonは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、コーニング株を推奨しています。