モトリーフール米国本社、2019年7月13日投稿記事より

巨大なテクノロジー企業は、着実に市場全般を支配しつつあるように思われます。

このため、投資家がこの種の銘柄に投資するのは理にかなっています。

ただし、どの銘柄に投資するかを決定するのは難しいでしょう。

本稿では、長期投資の観点から2つの 巨大テクノロジー株を比較します。

ハイテク株
(画像=Getty Images)

Eコマース(電子商取引)とクラウドコンピューティングの大手であるアマゾン(NASDAQ:AMZN)と、ソーシャルメディアの巨人フェイスブック(NASDAQ:FB)です。

次のチャートは、過去5年間に両社の株価がどのように動いたのかを示しています。

アマゾンは明らかに勝者であり、フェイスブックの2倍以上のトータルリターンを上げています。

しかし、どちらの株もこの期間おける市場平均のトータルリターンを上回りました。

2018年初頭に大きな乖離が生じるまで、2つのハイテク企業の株価はほぼ同じように動いています。

この原因については後ほど説明します。

米国ハイテク銘柄比較:アマゾンとフェイスブック
(画像=出典:YCHARTS。2019年7月13日時点)

ビジネスの概観

両社とも多くの紹介を必要としません。

アマゾンはEコマース市場の世界的リーダーであり、クラウドコンピューティングサービス分野でも有力なプレーヤーです。

さらに、次の表に示すように、他の多くの市場にも進出しています。

フェイスブックは、ソーシャルメディア分野の巨人です。

主力のソーシャルメディアサイトに加えて、「インスタグラム」とメッセージングアプリ「ホワッツアップ」と「メッセンジャー」も所有しています。

同社は、広告収入からほぼすべての売上を生み出しています。

米国ハイテク銘柄比較:アマゾンとフェイスブック
(画像=出典:YAHOO!FINANCE。2019年7月12日時点。*アナリストのコンセンサス予想)

主なポイント

  • アマゾンはフェイスブックよりも事業分散が効いています。

  • アマゾンの株価はPEGベースでより適切に評価されており、将来の成長見込みが考慮されています。

  • 市場は、今後5年間でアマゾンがフェイスブックよりもはるかに高い利益を上げると予想しています。

経営陣について

両社とも、それぞれ創設者であるアマゾンのジェフ・ベゾスと、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグが経営を主導しています。

ある調査によれば、創業者主導の企業は長期にわたって株式市場でアウトパフォームする傾向があります。

ベゾスは、1994年に創業したアマゾンを長年にわたって集中的に運営してきました。

2004年にハーバード大学の寮の部屋でフェイスブックを始めたザッカーバーグについても同じことが言えます。

しかし、2018年初頭、フェイスブックに関するケンブリッジ・アナリティカのデータスキャンダルがニュースで大々的に報じられ、フェイスブック経営陣の欠陥が明らかになりました。

約5000万人の個人的なフェイスブック・データの意図的な不正流出が明らかになり、この事件により同社の株価はかなりの期間にわたって低迷しました。

結論

両銘柄とも、企業規模が大きいにもかかわらず、成長余地が十分あるとみられます。

このため、どちらもポートフォリオの中核銘柄として保有する価値があるでしょう。

なお、アマゾンの方に優位性があると考えられます。

ベゾスの方がより優れた経営手腕を発揮してきており、アマゾンは今後の成長に向けた多くの方策を探っています。

フェイスブックの事業は驚くほど利益率が高く、おそらく長い間その勢いは続くと思われます。

しかし、フェイスブックは、アマゾンよりも消費者の嗜好の変化、そして政府の規制の影響を受けやすいと言えるでしょう。(提供: The Motley Fool Japan


アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Beth McKennaは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、アマゾン株とフェイスブック株を保有し、そして推奨しています。