新入行員,決済業務
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為替編
代金取立とは、どのような取引ですか。また、代金取立の依頼を受けたときには、どう対応すればよいのでしょうか。

代金取立とは、金融機関が取引先や僚店または他の金融機関から委託を受けて手形や小切手、その他の証券類の金銭債権の代金を取り立てる為替取引の1つです。代金取立の当事者は、依頼人、委託店、受託店、支払義務者の4者となります。

金融機関では、多くの取引先を相手に代金取立取引を迅速かつ正確に行うために、代金取立規定を定めています。代金取立取引にあたって、取引先に代金取立規定の内容を明示して承諾を得るようにしましょう。

代金取立の対象としては、手形や小切手、公社債の利札、配当金領収証、預金証書および預金通帳、その他の証券類(以下、証券類という)のうち、支払地が遠隔地であったり、支払期日が未到来あるいは支払期日が不確定などの理由で依頼人の口座に直ちに受け入れができなかったりするものとなります。

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