50代での転職は、年齢的に厳しいと思われてしまいそうですが、転職に有利な資格を持っておけば可能性が高まるかもしれません。将来転職を考えている人、手に職を持ちたい人、独立したい人は、資格取得に向けて動き出してはいかがでしょうか。

転職・独立に役立つ資格3選

50代,転職,資格
(写真=sukiyaki/Shutterstock.com)

まず難易度別に、転職や独立に役立つ資格をご紹介します。

合格率が高い国家資格、介護福祉士

老人介護にかかわる仕事は、今後も需要が下がることはないでしょう。介護福祉士は国家資格ながら比較的難易度が低く、2019年の合格率は73.7%でした。受験者には、介護福祉士養成施設で学んだ人だけでなく、現役の社会福祉施設の職員などもおり、40代以降の受験者は受験者数の約45%を占めるなど、40代以降の人にも人気の資格です。

しかし、受験資格を取得するためには介護福祉士養成施設で学ぶか、実際に介護の現場で実務経験を積みながら学ぶ必要があります。介護福祉養成施設には夜間コースもありますが、介護の実習は昼間に行われるため、会社に勤めながら養成施設に通うのは難しいかもしれません。

需要はあるが合格率は約20%、管理業務主任者

管理業務主任者は、一般社団法人マンション管理業協会が実施する資格で、マンションの管理業務を行ううえで有利になる資格です。マンションの管理人は50代以降でも採用されることが多く、管理業務が中心であまり体力を必要としないことから、この資格を有していれば定年退職後でも長く働ける可能性が高まるでしょう。

働きながらでも資格取得に向けた勉強は行えますが、合格率は高くありません。2018年の合格率は21.7%でしたから、取得に向けた勉強はしっかりと行う必要があります。

合格者の平均年齢は約44歳で、最高齢では81歳の男性が合格しています。年齢を重ねても資格を取得できる可能性があり、定年退職後でも続けやすいという利点があります。

仕事の片手間では難しい、社会保険労務士

2018年の受験者数は3万8,427人、合格率は6.3%と、簡単には取得できない国家資格が社会保険労務士です。社会保険労務士は、社会保険の手続きや労務管理の相談、年金相談、紛争解決手続代理業務など、労働者の福祉に関する業務を行います。

年金や健康保険、労働に関する法律など幅広い分野をカバーしている社会保険労務士の資格は、最低でも1年は勉強が必要になるでしょう。また、短大以上を卒業か、社会保険労務士法人もしくは弁護士法人の補助業務を3年以上経験しているかなど、受験資格が細かく定められています。

そもそも受験資格がなければ取得できないという点で、未経験から社会保険労務士を目指すのは難しいかもしれません。とはいえ、国家資格として社会的信用が高い資格です。受験資格があるのならぜひとも挑戦したい資格の一つだといえます。

仕事に活きる資格、どう選ぶべきか

50代からの転職・独立を視野に入れて資格を取得するのであれば、これまで経験したことがある業務を軸に考えたほうが効率よく資格を取得できます。転職時には「経験者」として優遇される可能性が高くなります。

金融機関に勤めている人、生命保険や損害保険にかかわる仕事をしている人は、ファイナンシャルプランナー(FP)の上級資格を取得すると今後のキャリアの選択肢が広がるでしょう。FPの上級資格として、世界24ヵ国で認められているCFP®資格を取得すれば、世界水準のFPとして独立を視野に入れることができます。

不動産関連企業に勤めている人なら、宅地建物取引士や不動産鑑定士などを取得しておくと独立に役立ちそうです。

これらの資格を取得しただけで転職や独立ができるわけではありませんが、業務をこなしつつ、人脈を形成し、転職に向けて動くといった活動をしていきましょう。

これまでの経験を活かした資格を取得して一生の仕事にしてみよう

50代からの転職・独立には年齢的な制約が立ちはだかるかもしれません。定年退職後も働くのなら、シニア世代でも活躍できる管理業務主任者のような実用的な資格が有利だといえます。50代になっても精力的に働きたいのなら、介護福祉士という道もあります。

今回紹介した資格だけでなく、現在の業務に関連した資格なら、知識や経験があることから取得しやすいというメリットがあります。これまで挑戦してみたかった分野も意欲的に取り組めるかもしません。転職・独立に向けて、どんな資格なら実務的に生かせそうかリサーチを重ね、取得に向けて準備をはじめてみてはいかがでしょうか。(提供:ANA Financial Journal

【おすすめ記事 ANA Financial Journal】
年収1,000万の生活は思ったより地味?年収2,000万円の壁とは
東京から成田空港までを21分で移動!「ヘリコプターチャーター」という選択肢
気分はまるでリアル海底2万マイル!次の旅行は潜水艦ツアーで行こう
独身・年収1,000万円、資産もそこそこ。「お金の悩みは無い」人が考えるべきこと
IPOして1年後の企業から探す「テンバガー銘柄」