モトリーフール米国本社、2019年10月8日投稿記事より

インターネット広告配信のトレード・デスク(NASDAQ:TTD)の株は9月、上昇が続いていたクラウド関連株への広範な売りの影響を受け急落しました。

結局、株価は月間で24%下落しました(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス調べ)。

理由
(画像=Getty Images)
【米国株動向】トレード・デスクが9月に24%も下落した理由
(画像=出典:YCHARTS。2019年10月8日時点)

急落の背景

9月には、トレード・デスク関連の大きなニュースはありませんでしたが、幾つかの要因が考えられます。

株価が年初来で倍になっており、市場が割高と考えているSaaS(Software-as-a-service、ソフトウェアの必要な機能を必要な分だけサービスとして利用出来る提供モデル)関連株の一つと見られたことがあります。

トレード・デスク株は9月9日に急落しましたが、同日、一部クラウド企業の予想を下回る決算によりクラウド関連株が広範に下落しました。

もう一つの要因としては、シェアオフィス「ウィーワーク」運営のウィーカンパニーのIPO(新規株式公開)中止の余波です。

ウィーワークと異なり、トレード・デスクは既に利益をあげており、ガバナンスなどの問題はありません。

しかし、予想PER(株価収益率)が60倍前後なため、高バリュエーション銘柄への売りに押されたとみられます。

今後の見通し

なお、トレード・デスクの株価は10月に入ってから徐々に持ち直しており、逆風は過ぎ去った可能性があります。

同社は力強い成長を続けており、デジタル広告の拡大、コネクテッドTVの事業機会、クラウドベースのプラットフォームの強みなど多くの追い風の恩恵を受けています。

長期的には9月の下落は大きな問題になりませんが、トレード・デスクのような強力な成長株でも、ファンダメンタルズとは関係なく市場要因で急落することに留意すべきでしょう。(提供: The Motley Fool Japan


元記事の筆者Jeremy Bowmanは、トレード・デスク株を保有しています。モトリーフール社は、トレード・デスク株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、トレード・デスク株に関するオプションを保有しています(2020年1月の125ドルのショート・コール、2020年1月の60ドルのロング・コール)。