モトリーフール香港支局、2019年10月10日投稿記事より

中国の多くの医療施設は時代遅れのテクノロジーを利用しており、また中国は医師不足です。

OECD (経済協力開発機構)の2017年健康統計によると、2015年の中国の医師数は1000人あたり約1.8人足らずで、米国では約2.7人、OECD35ヵ国では平均約3.4人です。

ヘルスケア関連では、企業は、インターネットを利用することで異なる地域間で医療リソースを共有し、人工知能(AI)で効率を高めています。

リサーチとコンサルティング会社のフロスト&サリバンの調査によると、AIはヘルスケアコストを最大50%削減し、ヘルスケアの効果を30〜40%改善できるとみられます。

中国のオンラインヘルスケアで注目される2銘柄の平安健康医療(ピン・アン・ヘルスケア・アンド・テクノロジー、SEHK:1388)と阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション、SEHK:241)を紹介します。

ヘルスケア
(画像=Getty Images)

平安健康医療(ピン・アン・ヘルスケア・アンド・テクノロジー)

平安健康医療はユーザー規模で中国最大のモバイル医療アプリです。

2018年末時点では、アプリとプラットフォームの登録ユーザーは2億6500万人、月間アクティブユーザーは5470万人でした。

平安健康はAIテクノロジーを活用したオンラインコンサルティングサービスを提供し、ユーザーは多くの医師や医療関係者のコンサルティングも受けられるようになっています。

アプリはまた、病院の予約、入院サービス、紹介サービスを提供するプラットフォームとしても機能しています。

平安健康は急速に成長しています。同社の1日当たりの平均コンサル件数は2018年上期に前年同期比58%増となりました。

売上高は2017年上期の4億4860万人民元(6300万米ドル)から2018年上期には11億1200万人民元に増加しました。

平安健康の成長率は高いですが、利益を計上しておらず、株価はPSR(株価売上高倍率)10倍で取引されています。

バリュエーションはかなり高いですが、同社の成長見通しと事業機会を織り込んでいるとの見方があります。

阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション)

阿里健康信息技術はアリババ・グループ(NYSE:BABA)が所有しています。

M&Aにより、阿里健康は中国最大のオンライン医薬品プラットフォームであり、年間アクティブユーザー数は1億3000万人以上です。

2019年3月期の年間総売上高は595億人民元、医薬品Eコマース事業の売上高は前年同期比296.8%増の6億9000万人民元となりました。

阿里健康は、小売店舗への医薬品供給や卸売り関連ビジネスも展開しています。

阿里健康はAIに投資しており、将来的にはインターネットベースでAIを活用した医療サービスや健康管理サービスを検討しています。(提供: The Motley Fool Japan


記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Jay Yaoは、記事で言及されている株式を保有していません。