「世界中で受け入れられているなっていう風に思いました」——。

ユニクロを運営するファーストリテイリングの2019年8月期決算。ユニクロの通期の営業利益において海外部門が国内部門を上回り、柳井正会長兼社長は10月10日の記者会見でこのように手応えを語った。

日本の国内市場が縮小傾向にあるなか、ユニクロの海外での攻勢はさらに続くものとみられる。2027年ごろに人口が世界一となることが予測されるインドへの1号店出店も果たし、ファッションの本場・ヨーロッパでの出店も増やしていく。

連載「経営トップ、発言の真意——WORDS by EXECUTIVE」の第11回では、ファーストリテイリングの柳井正会長の発言を取りあげ、海外部門を中心にユニクロの事業戦略に迫る。

営業利益、国内は1024億円、海外は1389億円

WORDS by EXECUTIVE #11
(画像=Bloomberg/Getty Images)

ファーストリテイリングの2019年8月期の通期の決算は、相変わらず好調だった。営業利益の伸びは鈍化したものの前期比9.1%増を維持し、金額にすると2576億3600万円を確保した。こうした近年の好調ぶりを下支えしているのが、ユニクロの海外部門だ。